赤ちゃんのため、とにかく除菌していますが、神経質すぎますか?
子育て期(生後0~4ヶ月)の相談
Q857:赤ちゃんのため、とにかく除菌していますが、神経質すぎますか?
生後3ヶ月の子どもがいます。小さな赤ちゃんはバイ菌に弱いと思い、とにかく除菌を心がけています。家では赤ちゃんに触れるようなものは、すべて除菌シートや除菌スプレーなどを使って清潔にしていますが、先日そんなに神経質にならなくてもいいといいのではと義母に言われました。義母の言うとおり、私は少し神経質すぎるのでしょうか…釈然としないでいます。赤ちゃんをばい菌から守るためにすべきことや、除菌すべき汚れなど基本的な考え方などアドバイスしてください。お願いします。
(ママ38歳・お子さん3ヶ月) 2014/8/8
(ママ38歳・お子さん3ヶ月) 2014/8/8

お子さんのためにという想いには感服します。しかし、その除菌はいつまで行いますか?お子さんが大きくなるについて行動も広がりますが、どこまで除菌しますか? そう考えると、お義母さまが指摘されたように少し神経質になっているのかもしれませんね。
赤ちゃんには、お母さんのお腹にいる時に胎盤を通してもらう免疫グロブリン(IgG)と母乳を飲むことでもらう免疫グロブリン(IgA)があります。その免疫グロブリンが病原菌の感染から赤ちゃんをしっかり守ってくれます。しかし、生後6ヶ月ぐらいになるとこれらの免疫グロブリンは弱まってきます。一方、IgMという免疫グロブリンはお子さんが7か月位になると自分で作ることができます。また、感染症を予防するのに、安全で確実性の高い方法がワクチンの接種です。ワクチンは、病気を防ぐために必要な免疫を安全につける方法です。ワクチンを接種することで、子どもたちを病気から守ることができます。
過剰な除菌は菌の抵抗力が弱い子どもになってしまう可能性があります。ほどほどぐらいが丁度良いかもしれませんね。
赤ちゃんには、お母さんのお腹にいる時に胎盤を通してもらう免疫グロブリン(IgG)と母乳を飲むことでもらう免疫グロブリン(IgA)があります。その免疫グロブリンが病原菌の感染から赤ちゃんをしっかり守ってくれます。しかし、生後6ヶ月ぐらいになるとこれらの免疫グロブリンは弱まってきます。一方、IgMという免疫グロブリンはお子さんが7か月位になると自分で作ることができます。また、感染症を予防するのに、安全で確実性の高い方法がワクチンの接種です。ワクチンは、病気を防ぐために必要な免疫を安全につける方法です。ワクチンを接種することで、子どもたちを病気から守ることができます。
過剰な除菌は菌の抵抗力が弱い子どもになってしまう可能性があります。ほどほどぐらいが丁度良いかもしれませんね。
先生のプロフィール
聖母病院(東京都新宿区)勤務。いつも妊婦さんの気持ちを大切に、優しく、ときには厳しくコミュニケーションしている。「相手の立場に立った、わかりやすい相談」がモットー。妊娠・出産・育児に不安を感じる妊婦さんたちを、安心に導くかたわら、近年は妊娠からの食育の提案する活動(妊娠食育研究会)、メンタルヘルスの支援、高校生の性教育にも積極的に取り組んでいる。-
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