
情報不足でわからないところもあるのですが、頚管無力症は2度目もそうであることが多いので、原則的には1回目と同じ注意が必要です。
主治医に「○○をしてもいいですか?」と具体的に聞くといいと思いますが、
「歩いてもいいか?」とか「買い物に行ってもいいか?」「縫製の仕事をしていてもいいか?」「セックスしてもいいか?」
などと尋ねると、
「なんでそんなことを聞くの? 妊娠したからといって普通の生活を制限しなければならない理由はない。頚管無力症に対してはチャンと子宮の口を縛ってあるのだから」
と不思議な顔をされるのではないかと思います。
フランスの人は、妊娠しても普通で良いと考えているようです。多分そのためかと思いますが、早産率が日本より少し高かったかと思います。でも「36週で産まれたからって、それがなに?」と言いそうな気がします。
早産の定義が必要だから「37週未満は早産」と決めるけれど、医者のために決めたのだから37週を過ぎなければ、産んではいけないなどと強制されるいわれはない。
基本的に自分で勉強して、自分の責任で行動するということだと思います。勉強しないで、自分を信じて行動する人も多いと思いますが(手術後にどんなリスクがあるのかも説明がありませんでした、ということに関しては、インフォームド・コンセントに属することのような気がするので、説明は必要だったのではと思います)。
クラシックバレエが、妊娠中に起こる腰痛に効果があるかどうかちょっとわかりませんが、マタニティビクスという妊婦さん用にアレンジしたエアロビクスもありますから、大丈夫かと思いますが、クラシックバレエの動きの方が激しいような気がします。
骨のつなぎ目の靭帯が緩むので、トゥ(つま先立ち)は無理かなという気がします。
これこそ主治医に訊ねて下さい。
今後の生活に必要な注意点として私からのアドバイスは、以下です。
・1時間に4~5回子宮が張る感じがして堅くなるようだったら、ちょっと静かにする。それですぐおさまるようだったらまた動いてよい。
・食事はバランス良く、しかし食べ過ぎないこと(厚生労働省は1日30品目の食材を摂取する努力をするように推奨しています)。
特に、甘いものは食べ過ぎないように。
・ストレッチはやった方がいいです。
先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。