GBSとはB群溶血性連鎖状球菌のことです。「溶血性」がついていますが、この連鎖状球菌の感染を受けると赤血球が解けてしまう訳ではありません。産道にこの菌がいる時、そこを通って産まれると赤ちゃんが重い感染症(肺炎や敗血症)にかかることがあるので、注意をしているのです。
元々連鎖状球菌は、皮膚や粘膜の常在菌なのでかなりの頻度でみつかるものです。その連鎖状球菌の仲間のうち溶血性という性質を持ったものが、赤ちゃんにとっては危険なことがあるのです。
ですからGBS陽性ということもあり得ますが、前回が陽性でなくても同じです。今は、妊娠後半の予定日近くには必ず検査をすることになっています。そしてGBS陽性ならば、お産の時に感染予防の処置をします。この感染予防の処置は医者の判断と指示が無ければ出来ないので、GBS陽性の妊婦さんは助産師さんしかいない助産院では、お産できないことになります。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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