Q.長男の自分が優先な性格について
小1の長男は、何に関しても自分が自分がと前に出ます。譲りません。学校など、時と場合によって出来ていることもるかもしれませんが、基本的にその姿勢です。家だと、思うようにいかなければすぐに不機嫌になっています。積極的でいいこともありますが、最近目立ち過ぎてわがままなもなっているように思い、相談です。
これは性格なので、仕方がないことなのか、経験を積むうちに周りの人のことを考えられるようになるのでしょうか。
どのように伝えると、効果的なのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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第一子を育てる時は親も新米ですから、思い悩むことも多く、つい過干渉になってしまうことは私にもありました。「お試しの子育て」は、実験を繰り返しているようなものだと夫と話し合ったものです。
私が小学1年生(79年前の私の頃は国民学校1年生)の頃、朝食前に家中全員で家の掃除をしていました。両親に7人の兄たち、商家でしたから、店の番頭さんや小僧さんなど合わせて20人余り。私の持ち場は、母の監督の元、内玄関でした。
「やることをやってから言いたいことを言え」が父親の口癖で、この親に育てられた私が、息子たちに接する基本は親の真似から始まりました。そこに加わったのが夫の新風です。「だってぇ」「でもぅ」は御法度です。これは我が家の家訓になりました。もちろん私も言い訳は許されませんでしたが、このおかげで今の私がいます。
「自分が自分が」と前に出たがる子の話は、グループで行うスポーツを指導する人からよく聞きます。自己主張の強い子は、その分頑張って人の前に出ようとするため、伸びる子が多く、悪いことではないということ。もちろん口ばかりでは誰も相手しなくなるのは目に見えています。
「こうした経験をつむうちに周りの人のことを考えられるようになるのでしょうか」とあなたがおっしゃるように、そうなるために家庭でやらなければならないことがあります。それは、「お手伝い」をさせましょう。
「お手伝いは時間のある時にやってほしい」と私自身も思ったことがありますが、子どもに多少の時間をかけて、達成感を持たせるために工夫するのは、親のつとめだと思います。子どもの不機嫌につき合っている間に、主婦はやらなければならないことがありすぎますが、黙って家族のために働いている後ろ姿を見せましょう。お手伝いができるようになった子どもは「三度の食生活を担っているのは当たり前のことではない」ということをわかってきます。
言葉だけでわからせることは困難です。とは言うものの、「言葉だけでわからせてしまう人生の達人」に最近私は出会いました。中西進著『日本人の愛したことば』東京書籍1500円(税別)です。平成23年初版なのですが、本の帯に書かれた言葉にひかれて読んでみました。
[「令和」へとつながることばと日本人へのまなざし 文化勲章受賞 日本語を慈しみ続けてきた著者が綴ることばの美しさと楽しさに出会える本]…この本の中には、子育てのヒントがたくさん書かれています。ぜひ読み取ってください。
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▼ 金澤 直子先生のプロフィール
妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
みんなのコメント
こんばんは。うちも次女が自分一番の考えで、わがままだったのですが少しずつ素直さが出て来て人の気持ちが考えられるようになって来ました。動物や小さい子ども、困っている人に優しい気持ちで寄り添う事が出来るようになりました。特にこうしたと言うのはないのですが、3人兄弟の真ん中の子は愛情不足になりやすく色々な点で見逃しがちな所があると周りから聞いていた為、愛情をかけるようにしていました。長女にも愛情不足にならないようよく話を聞きますが夫が割りと長女と末の子をかわいがるので、次女を特に気にかけてきました。結果、末の子にしわ寄せが来て知育面ですっかり放ったらかしになってしまい悔やまれますが、もう仕方ないです。これから挽回するしかないですね。私はとにかくほめます。『すごいね、えらいね、もう本当に好きすぎる!』とちょっといいことをした時でも、ほめます。またいつもかわいいかわいいとほめています。『悪い事や危険な事は厳しく怒るけど、良いことをすればたくさんほめるし、ママは良い子が大好きなの。』と話をしています。私は両親からほとんど怒られた事はなく、常にほめられてほめられて育ててもらい本当に感謝しています、なので私も自分の子供をほめてほめて愛情をたくさんかけて育てています。それが一番心の安定につながると信じています。
小学1年生なら自分の気持ちをはっきり表せるのは、良い事だと思います!
これから、たくさんの出会いや関わりの中で、他人と自分の境界線を見つけられると思いますよ^^
我が家の年長の子は、今日、幼稚園の担任と懇談があったのですが、なんに関しても慎重になりすぎて、一歩踏み出すのに、だいぶ時間がかかる、と。
自分の意見も、周りを見渡してから、考え直す事もあるようで、慎重なのは良いことだけど、小学校は集団で競争社会な部分があるので、戦い抜く力を3ヶ月で一緒に育てましょう!と言われました。
自分が譲れない事を主張できるのは、良い個性です。
積極的で素敵ね、○○なところが好きだわ、など良い面を言葉にしておいてから
だけど、今は○○だから、こうしてくれると助かる、こうしたいと思ってる、とママの気持ちも分かって欲しいな〜とほのめかすのはどうでしょうか。
ちなみに2年生の一番上の子は拗ねると部屋にこもるので、私の気持ちを伝えて1人で考えてから、どう感じたか教えてね、と放置するようにしています。
一緒に考える、1人で考える、どちらが合うのかは、子どもによりけりですね。
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御二方とも、ものすごく参考になりました。こんなこと相談してもと思っていたのですが、自分に出来ることが見つかってきたように思います。
怒りすぎるわたしは、そんな自分にも気付いていて、怒らないことを目標に上げていましたが、怒らないではなく、褒めることを目標にしようと思います。
そして、短所と思っていたことを長所と考え、それがふさわしくない時は説明する。いい所は伸ばしていかないと勿体ないですね。
気づかせて頂いてありがとうございます!!!