
Q.産後7ヶ月。楽しみだった子育てが、今は辛くて…
待望の赤ちゃんが生まれて7ヶ月。楽しく育児ができると思っていたのに今は辛くて毎日息子と泣いています。離乳食は泣いて食べてくれず、たくさんミルクを飲みたがるくせにだらだら飲んで,ぬるくなったら泣き出して飲んでくれず、温めなおせばまた飲むの繰り返し。お風呂では終始泣きまくり、寝かしつけも泣いたり喚いたりしてなかなか寝てくれません。息子のためと思い工夫してあれこれしてもすべて受け入れてもらえず、もうどうしたらよいのか正直わからなくなってしまいました。
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<スイスの動物学者ボルトマンは、人間や色々な動物の胎児や生まれてくる赤ん坊を調べて、人間は一番高等な動物であるくせに、脳は一番未熟な状態で生まれてくることをみつけ、「人間は生理的早産」であると言っています。人間の赤ん坊の脳が猿の赤ん坊の脳くらいまで成熟して生まれてくるとすれば、21ヶ月母親のおなかの中にいる必要があり、おぎゃーと泣くかわりに、「こんにちはお母さん」と挨拶するに違いありません。そうなると育てるのは手間が省けても、何とかして良い性格の良い頭を持った子どもに育てあげようという希望を持つことはできないのです。>
これは私が学生時代に講義を受けた時実利彦先生のおっしゃったことで、子育て期間中の座右の銘でした。
子どもに魂をふきこむのは親です。だらだら飲みの習慣を付けてしまったのもおとなですし、親の不機嫌は鏡に映したように子どもに移ります。ではどうしたらよいのでしょうか?
男児を育てるポイントは「最大の関心を持って突き放しておく」ことです。顔を覗き込んで一喜一憂する親の態度は子どもを不安にさせます。「うちはこれでいく」という毅然たる態度を見せましょう。朝は早く起こして、離乳食は「食べなければ家計が助かる」くらいに思えるようになると、子どもは保育者たる親に従ってきます。お風呂でも寝るときも、歌を歌ってあげてください。母子ともにゆったりした気分になれますよ。
あなたと同じような思いをしなかった母親は、まずいないと私は思っています。
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▼ 金澤 直子先生のプロフィール
妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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