
Q.早産になりやすいから気を付けて!と言われましたが、 何にどう気をつければいいのでしょう?
ただいま2人目を妊娠中(7週目)なのですが、先日受診したときに、「子宮が下がっているから早産になりやすい。気を付けて!」と先生に言われました。私は素直に妊婦として1人目のときのように気をつけようと思っていたのですが、旦那に「何にどう気をつけるのか、具体的には? 周りのサポートがどれくらい必要?」と聞かれてはじめて、私と、旦那、先生との間で何が基準なのか分からなくなってしまいました。
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医者の指導を聞いて、いちばん患者さんが困惑するのは「具体的には、どうすればいいの?」ではないでしょうか。
「早産の危険があるから、安静にして下さい」…。一日寝ていなきゃいけないの? 食事を作るのは? 買い物は? 上の子を保育園迄迎えに行くのはダメ? 「体重が増え過ぎですね。お産が重くなったり、中毒症になったりするから食事に気をつけて下さい」…。おなかが空くのに、どうすればいいの? 妊娠してから甘いものが食べたくて、どのくらい食べる量を減らしたらいいの?等々…。
指示した医者に尋ねましょう。どのくらいの安静が必要かは診察した医者がいちばん判っているはずだからです。でも忙しかったり、虫の居所が頭の中だったり、判らなかったりすると「そのくらい自分で考えろ」と怒りだすかもしれません。なぜなら、今産科の医者はチョー忙しいのです。立ち去り型サボタージュで(事実、お産を扱う病院や医師が、どんどん減っているという背景があります)立ち去り損なった事にイライラしているのです。でも、立ち去り損なって(?)、産科医をつづけているのは、本質的にはお産が好きだからなのです。余計な話をしてしまいました。
子宮が下がっていることが、早産の原因と考えるならば、妊娠5ヶ月くらいになると、大きくなった子宮は下がりたくても下がって来られません。骨盤の骨に引っ掛かるからです。歩きやすくもなると思います。
そのほかの早産の原因は、感染とそれによる子宮収縮の増強と今は考えられています。 感染で最近の注目は歯周囲炎です。その他クラミジアその他による羊膜絨毛膜炎です。子宮収縮の目安は、張っているなと思ったら手で触ってみて。「だんだん強くなるなら病院へ」です。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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