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2004-05-28T00:00:00+0900 2004.05.28

Q.3歳の息子が熱性けいれんを起こして

3歳になる息子が「熱性けいれん」を起こしました。前日から高熱が出ており、その日も40度の熱がありました。病院からは「単純性熱性けいれん」と診断され、今後については、ひきつけ止めの薬を使うようにといわれましたが、薬の副作用はないのでしょうか? 薬は使うべきですか?また、日常の注意すべきこと、ひきつけを起こした場合の対処法などありますか?

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●「熱性けいれん」とは?熱性けいれんとは、38度以上の熱を出したときや、熱が上昇するときに起こる全身のけいれんです。乳幼児の脳はまだ未発達のため、高熱によって脳細胞が興奮することによって、けいれんが起こります。とにかく熱を下げるようにしてあげることが大切です。●熱が高くなるようであれば、薬を服用した方がよい「ひきつけ止めの薬」と言うのは「抗けいれん剤」といわれる薬です。服用するとふらふらしたり、眠くなったりすることがありますが、熱がある程度高くなるようであれば、かかりつけの先生の指示通り、薬を使われた方がいいかと思います。●ひきつけを起こした場合熱性けいれんの場合、ひきつけはそれほど長い時間は続きませんので、ひきつけを見ても慌てずに。吐物を飲み込まないようにと、口の中に何かを入れたりすることはかえって危険ですから止めましょう。

2004-05-28T00:00:00+0900
  • ▼ 加部 一彦先生のプロフィール

    • 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。

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