不安なお気持ちが伝わってきます。が、残念ながらご自身が内服している薬がわからないと、正しく答えようがない相談です。
ご心配な場合は、まず現在自律神経失調症の治療をしているかかりつけの医師に妊娠希望であることを相談してください。また、妊娠を希望し婦人科もしくは産婦人科にかかる場合は、現在服用している薬について明らかにした上での受診が必要です。
薬の胎児に対する影響や安全性について、どう考えるかについては、配慮すべき点がいくつかあります。その理由をお伝えしましょう。こちらも知っておくと良いかもしれません。
1)全ての薬の効果や副作用、胎児への影響などについては動物で検討されます。安全性と効果を確認されたら有志の人間(多くは男性)に使って問題となるような副作用がないことを確認するという手順で、薬として販売することが許可されます。しかし「人間の胎児への影響を試験する」ということはできません。ですから、この新薬の妊娠動物でのテストの結果と同じ系統のこれまで使われた薬での副作用報告を文献から探すことで、安全性を推測しているのです。
2)「妊娠中に薬を飲む」という行為が胎児に影響するのではなく、「飲んだ薬がどのような作用を持っているか」「飲んだ薬の薬理作用が胎児にマイナスに働くか」が問題になります。処方された薬が、厳密に胎児に影響するかどうかは、妊婦さんに使った経験を積み重ねた結果でしかわかりません。ですから、現在治療のかかりつけ医と産婦人科の医師の受診が必要となるのです。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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その薬にもよりますね。その旨、主治医に相談して、内服を調整しながら安全に妊娠出来るように整えたいですね。
色々な病気を持ちながらも妊娠・出産・子育てされてる方はたくさんいらっしゃいます!妊娠の時期や、出産方法の選び方など、持病ならではのことがあると思いますが、一つ一つ乗り越えていけるのではないかと思います!