
Q.妊娠5週でクラミジアがプラス反応。 流産を防ぐには?
26歳、妊娠5週目です。待望の妊娠をしたのですが、クラミジアの検査でプラスが出ました。
それからというもの、赤ちゃんが流産してしまうことしか考えられなくなってしまいました。身近な人でけいりゅう流産をされた方もいて、すごく不安です。いま抗生物質を1週間飲むように言われています。
やはりクラミジアになっていたら、流産の確率は高いのでしょうか?薬でほぼ治るものなのでしょうか?治っていれば、少しは心配がなくなるのでしょうか?またけいりゅう流産を防止することはできないのでしょうか?
毎日悩んで赤ちゃんにも悪い影響を与えると思っています。
どうぞよろしくお願いします。
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●血液の抗体検査or子宮頚管分泌物の抗原検査?「クラミジアの検査でプラスが出た」というのは血液の抗体検査でしょうか、子宮頚管の分泌物の抗原検査でしょうか。前者ならば以前感染したことを示すだけで、現在は病原体はいない可能性があります。後者ならば、現在子宮頚管に病原体がいるということで、治療が必要です。●クラミジアの治療についてクラミジアに対する抗生物質の効果は高く、治ったかどうかは頚管分泌物の抗原検査で確認することができます。治療しなかった場合には、流産率・早産率が高くなると言われていますが異論もあり、またその頻度も明らかではありません。●なぜクラミジア感染が問題なのかクラミジア感染が問題となったのは、出産で産道を通過する時に胎児に感染して25%以上の胎児に肺炎や結膜炎を起こすことでした。しかし、しっかりと治療をすればこの感染を防ぐことができます。心配しなくて大丈夫です。●パートナーと同時に治療を何よりも大事なことは、クラミジアは性交で感染するため、パートナーも同時に治療するということ。あなただけ治療しても、性交によって再感染をしてしまいます。また、フェラチオによる咽頭感染や肺炎も報告されていますので、必ず並行して、同時に治療をしてください。現在、10代の妊婦の20%前後、20代の妊婦のおよそ10%にクラミジア感染がみられるという報告もあり、心配されています。●稽留流産は防止できないなお「けいりゅう流産(稽留流産)」とは「胎芽あるいは胎児が子宮内で死亡後、症状がなく子宮内に停滞している状態」を言います。その原因の大部分は、受精卵に染色体の異常などの発育できないような先天的(遺伝ではない)な異常があるものです。したがって、残念ながら稽留流産を防止することはできません。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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