出産が近づいてきて、陣痛が来たときにうまく呼吸法ができるかどうかご心配なのですね。初めての経験ですから、自分がそのときにどうなってしまうのか不安になりますよね。
でも、大丈夫です。陣痛は赤ちゃんをこの世に送り出してくれる波です。陣痛の波は子宮の筋肉の収縮によって起こります。はじめは小さな波で、波と波の間に5~10分くらい休憩があります。収縮の波が来ることによって、硬く閉じていた子宮の入り口が少しずつ広がり、赤ちゃんの頭が通れるくらい広がっていきます。この子宮の入り口が広がるまでが、痛みを感じ、長く感じる時間です。波が小さなうちは呼吸法の必要はありませんが、波が徐々に強くなり、痛みに息を止めてしまうようになったら呼吸法の出番です。ゆっくりと息を吐くようにしましょう。「息をゆっくり吐く」ことだけに集中すればOKです。そして、このひと波、ひと波で子宮の入り口が開いていくと意識しましょう。子宮口をお花にたとえて、きれいなお花のつぼみが徐々に開花していくイメージをすると乗り越えやすいとも言われています。
また、痛みがあるとどうしても力を入れてしまったり、息を止めてしまったりしがちです。そんなときには、付き添っているパートナーや助産師に、力を入れている部分に触れてもらったり、マッサージしてもらったりすると力を抜きやすくなります。触れられたところから力を抜けるよう、今から二人で練習しておくとよいでしょう。
陣痛のとき、呼吸に集中し自分の内側に集中する人が多いのですが、中には身体を動かしたり、声を出したりすることでうまく陣痛に乗っていく人もいます。どんな方法でも間違いはありません。自分が一番リラックスできる方法、乗り越えやすい方法をいろいろ試してみていいのです。
波と波の間が短くなり、波自体も大きくなってくるといよいよクライマックス。赤ちゃんに会えることを楽しみに、呼吸を繰り返しましょう。大丈夫です、必ず乗り越えられますよ。
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▼ 市川香織 先生のプロフィール
文京学院大学大学院経営学研究科修了(経営学修士)。助産師として勤務後、助産師学校教員、日本助産師会 事務局長等、文京学院大学 保健医療技術学部 看護学科 准教授を経て、2018年より東京情報大学 看護学部 看護学科 准教授に。 2013年より一般社団法人産前産後ケア推進協会代表を務め、産前産後の女性のケアをはじめ、女性の生涯の健康を支援する活動を行っている。著書に『マタニティ・エクササイズマニュアル』(全国保健センター連合会) 、『助産師が行う 災害時支援マニュアル 』(日本助産師会出版)など多数。
みんなのコメント
私も、出産前はパニックに陥ってましたが
いざその瞬間になると案外いけました(笑)
陣痛がおさまる瞬間に一瞬素に戻るんですが
「うわ~ガンダムの中のとこみたいなんに乗ってる~」
って思えたぐらい。(笑)
そして側に助産師さんなどがついてくれているので
本当に安心して大丈夫ですよ(^^♪
全力でサポートしてくれます♡
1人ヘビメタコンサートだと思って
思いっきり頑張ってください!!!
みんなついてますよ!!
2人産みましたが 全くヒーヒーフーとか
していません。助産師さんが吐いて~とか
声もかけてくれます。
わたしも不安で不安で怖かったですが
安心してください。
1人目は出産15分前まで立っていました。(笑)
痛い~と気晴らしに頭で当日好き曲をリピートして
気晴らししていました。ウロウロしたり
二人目は座っていて長く長く耐えていました。
三人目はまた1人目みたいに気晴らしするぞ!と
気合いをいれています。
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うちは、立ち会い出産でした。
旦那に横で呼吸をしてもらいましたよ。
呼吸音を聞いていると、そのリズムで呼吸できるようになりました。
また、助産師さんはプロです。
ちゃんと教えてくれます。
不安はわかりますが、大丈夫です。
叫ぼうが、漏らそうが、助産師さん慣れてます(笑)
私は、二人目のときガンガンに叫んでました。
赤ちゃんに会えるのを楽しみに頑張ってください。