妊活中の女性の「暑さの妊娠への影響」についての疑問
妊活をする女性にとって、仕事との両立は悩みのタネ。力仕事であればなおさらです。今回の相談者・たておさん(28歳女性)もそんな悩める女性の1人。
「仕事で普段から外で作業をしているのですが、これから猛暑になってくる中、妊活を行う上で、暑さの影響で妊娠しにくくなることはあるのでしょうか? 仕事は好きなのですが、力仕事でもありますし、熱中症になるときもあるので体にはキツイのかなと思います。暑さが関係ないのであればこのまま続けていきたいのですが、妊娠経験がないため、わからず困っています」とのこと。
暑さの妊娠への影響について、専門家に聞きました!
松林秀彦先生(リプロダクションクリニック大阪 院長・生殖医療専門医)のアドバイスは…
松林先生によると「卵子も精子も受精卵も高温環境に弱いため、動物では高温により流産率や奇形率が増加することが知られています。ヒトでは住居やエアコン等による温度調節が可能ですので、季節による変動は少なくなっているものと考えられますが、妊娠初期の入浴により流産率や奇形率が増加するという報告もあります。従って、可能な限り、男女とも高温環境での生活は避けるよう心がけるのが良いでしょう」とのこと。
「『力仕事でもあります』という点も妊娠・出産にあたってはリスクとなります。今の仕事を続ける場合は早めに妊娠報告をして、作業内容の調整が可能かどうか、調整しましょう」とアドバイスします。
回答では、妊娠中の熱中症リスクについても回答しているので、妊活中・妊娠中の女性はぜひチェックしてくださいね。
▼詳しくはこちら
Q.真夏の外仕事は続けてもいいの?
合わせて読みたい ■ベビカム相談室 Q.不妊治療と仕事の両立はできますか? ■ベビカム病院予約:ネット予約OK!当日予約や休日診療の病院も! 産婦人科 |