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【妊活・不妊治療の実態】治療開始まで1年以上かかった女性が約4割

なかなか子どもを授かることができない夫婦の中には、不妊治療に踏み切るケースも。しかし知識不足により、治療開始までに1年以上もかかる場合が多いよう。株式会社F Treatmentが発表した「妊活・不妊治療に関する意識調査」の結果を紹介します。

2019-02-26更新

妊活・不妊治療に関する意識調査

実態調査で不妊や不妊治療に関する知識不足が明らかに!

国立社会保障人口問題研究所「第 15 回出生動向基本調査」(2015年6月)によると、不妊治療や検査を受けたことがある夫婦は5.5組に1組とのこと。不妊治療を受ける人の数は増加傾向にあります。

不妊とは「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年間妊娠しない場合」のこと。

しかし、不妊症・不妊治療専門情報サイト「不妊治療net」を運営する株式会社F Treatmentが妊活中及び妊活や不妊治療の経験がある20代~50代の女性750名を対象に実施した「妊活・不妊治療に関する意識調査」によると、妊活を始めてから不妊治療開始まで1年以上かかった女性が、不妊治療経験者の約4割だったそう。

その理由に関して、「不妊の存在(妊娠しにくい人もいるということ)を知らなかった」「不妊の存在は知っていたが、自分(またはご主人)がそうかもしれないとは考えていなかった」と、自分が不妊だと思っていなかった女性がなんと6割以上もいました。

また、不妊治療に関する補助金・助成金に関しても、「知らなかった」「手続き方法が分からない」という声が6割を超え、不妊や不妊治療に関する知識不足が明らかになりました。

不妊治療と仕事の両立には大きな課題も…

不妊治療と仕事の両立に関する意識調査では、「妊活・不妊治療中でも仕事を頑張りたい」と答えた女性が約3人に1人だった一方で、不妊治療と仕事の両立に対して不満・不安を感じている人が7割を超える結果に…。

「職場で休みを取ることが一般的でなく、休みづらい」、「不妊治療のための休みは理解を得られないと思う」、「自分の仕事に穴をあける申し訳なさを感じてしまう」など、休みづらい職場環境を課題に感じている人が多いということがわかりました。

女性の社会進出による晩婚化を背景に、これからますます不妊治療を受ける人は増えていくと予想されています。妊娠を希望する夫婦が正しい知識を身につけるとともに、社会全体が不妊治療に寛容な環境になっていけるといいですね。

関連情報
https://www.atpress.ne.jp/news/176405
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