これが夫婦の極意です。

  • 2014-05-29 21:32
  • 一般公開
  • テーマ:
今日は、ベビカムでおなじみ堀口貞男先生のご本を紹介したいと思います。ともに産婦人科の医師として活躍されている堀口雅子先生と、ご夫婦の共著として出版された一冊。

「お医者さん夫婦のカラダにやさしい長生き養生訓」(マガジンハウス)です。

堀口先生にはマタニティスイミングの指導を医学的な立場からサポートしていただいており、かれこれ25年以上のおつきあい。のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守り、つねにお産をする人とのコミニュケーションを大切にされてきた堀口先生ならではのアドバイスは、ベビカムに集まるみなさんにもおなじみのことと思います。

タイトルには「長生き養生訓」とありますが、この本の中で紹介されている堀口貞夫先生と雅子先生のお話には、これからお産をしようとする人、まさに子育てが始まったばかりの人にとっても、ヒントになることがいっぱいです。

たとえば、夫婦のこと、子育てのこと、家庭における食育のこと、ひいては貞夫先生自ら考案したレシピのことなど。夫婦で医師として働きながら子育てをしてきたからこそのエピソードには、深くうなずくことばかり。雅子先生は39歳と42歳で出産されており、ご自身の体験に基づく「高齢出産」についてのお考えなどは、とくに読んでほしい内容です。

だれが見てもおしどり夫婦のお二人。それでも、雅子先生が「腹の底では『こんちくしょう』と思っているときも…」と言えば、貞夫先生が「何十年も違う家族と暮らしてきた二人が何もかも意見の一致するはずがないんだから」と返します。夫婦として暮らしていく極意のようなものを、きっとこの本から感じとってもらえるはず…。

また、子の将来は親が決められるものではないことや「子」を育てることの本当の意味を改めて気づかせてくれます。夫婦で、ともに人生をまっとうする(年とともに人間味を出せるようになる)ための考え方や暮らしかたは、年を取ってからじゃ、身につきません。若いうちからの積み重ねが大事なの。だからこそ、若いママパパにも、このお二人の生き方を知ってほしいなと思うのです。

最後に本書に紹介されている、貞夫先生の考案したレシピを。『納豆粒大に刻んだラッキョウに、塩こしょうを少々、オリーブ油、ハチミツで味を調えたものに、スプーンで適当な大きさにかき出したアボガドを加えて、納豆と和え、刻んだ大葉を散らす…』え〜?! と驚かれたかたもいるかしら。でも、これが意外に美味しいと評判です。 朝食を担当されているという貞夫先生。お医者様ならではの視点で、レシピの解説がされているのも勉強になりますよ。

気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。ヤンババからのおすすめです。

いいね
  • 三兄弟の母
  • デンジャー
  • naopichu
もっと見る

コメント

    みんなのコメントをもっと見る
    powerd by babycome