※2016年9月30日時点の情報です

【行楽シーズン到来】
これで遠出も怖くない!
子連れドライブで
気をつけること3つ

うだるような暑さもやわらぎ、いよいよ秋の行楽シーズン到来ですね。連休を利用して遠出する方も多いのでは? 今回は小さいお子さまとの遠出に際し気をつけたいことを、先輩ママとお医者さんからアドバイスいただきました!


チャイルドシートは慣らしておくべし

赤ちゃんや幼児を連れての初めての遠出の時、買ったばかりのチャイルドシートだと、まだ慣れていなかったり気に入らなかったりして、道中ずっと泣きっぱなし・・・ということも。事前に短い距離で何度かドライブを重ねて慣らしておくのが大切です。その時に、ベルトのサイズ調整やリクライニングの角度調整もチェックしておいて、快適なポジショニングを見つけてあげると、ご機嫌を損ねることなくスムーズに移動できますよ。お気に入りのおもちゃなどに加えて、車にテレビがついていない場合は、タブレットやDVDプレーヤーもご機嫌取りのアイテムとして持っていきたいところですね。


立ち寄りのSAのチェックはマスト

高速などを使って長時間移動する際、必ずルートを確認する時に一緒に1時間おきで立ち寄れるSA(サービスエリア)をナビなどでチェックしておくこと。オムツが外れたばかりの幼児がいるご家庭は特に!まだおしっこの間隔も短い上、子どもは直前にしか尿意を伝えられないので、高速の上で突然「ママ、おしっこ…」なんて日常茶飯事です。インターに立ち寄った際には、「おしっこ、ない」といっても必ずトイレには行くようにしましょう。
また、自由に動けない車内に長時間いるとどうしてもグズるもの。気分転換も兼ねて車から降り、少々遊ぶ時間も考慮して計画を立てたいですね。


たくさん食べた後、すぐに乗せるのは…危険!

赤ちゃんや幼児の間は、たくさん食べた後に乗せるのは避けた方が良いです!なにせ車の中ではお菓子を大量に食べ、SAでごはん食べてソフトクリームを食べ…としていると、出発して何かの拍子に全て吐いてしまうことも。ついつい何か食べさせていると大人しくしているし…とこちらの事情で食べさせてしまうと大変なことになります。また、麺類だと幼児はあまり噛まないで飲み込んでしまう傾向があるので、ドライブ中にはあまり食べさせない方が良いかもしれませんね。

秋の行楽シーズン、赤ちゃんとドライブで気になるのが車酔い。
そこで! 聖母病院耳鼻咽喉科医長の中川先生に「赤ちゃんの車酔い」について聞いてみました。

ベビカムママ:赤ちゃんや子どもは車酔いしますか?

中川先生:赤ちゃんは基本的に車酔いしません。早くても2~3歳、多くは5歳くらいから車酔いを起こしやすくなります。からだは主に目から入ってくる視覚情報、地面から伝わる体性感覚、三半規管で感じる平衡感覚から成り立っていますが、乗り物酔いはこの3つの感覚のズレによって生じます。

ただし、赤ちゃんや幼児は三半規管などが未発達なので、かえって車酔いを起こしにくいのです。年齢が進み、これらの機能が成長することで、敏感になり、車酔いを起こしやすくなりますが、大人になると三半規管の働きが少し鈍くなることや、慣れによって車酔いしにくくなります。

ベビカムママ:もし車酔いをしていたら、それはどんな症状ですか?

中川先生:まず顔色が悪くなり、冷や汗をかきだします。その後吐き気、嘔吐が起こります。

ベビカムママ:念のため、車酔いの対象法はありますか?

中川先生:絶対に酔わないという方法はありませんが、寝不足だったり、体調が悪かったりすると、酔いやすくなりますので、旅行前はお子さんの睡眠や体調管理に気をつけてあげてください。また、酔い止めの薬として有名なのは抗ヒスタミン薬。効果は主に鎮静で、つまり、ぼーっとさせて感覚を鈍くさせることで酔いにくくさせますので、ある程度の効果はあります。ちなみに、絶対に酔わない、と暗示をかけるのも、意外と効果はあるようですよ。

協力:中川秀樹先生/聖母病院耳鼻咽喉科医長・喉頭、音声疾患専門医

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