臍ヘルニア(さいへるにあ)

どんな病気?


 いわゆる「でべそ」です。1歳までは自然に治ることが多いので、ようすをみます。2歳をすぎても治らない場合は手術を行います。

治療


 まず、突き出した皮膚と皮下組織を剥離します。つぎにヘルニアの根元をしばります。臍部の皮膚を陥没させ、軟膏ガーゼで圧迫・固定します。約2週間でガーゼをはずしますが、その後1か月ほどは綿球などをつめてテープで固定しておきます。
 手術対象者の多くは小さな子どものため、全身麻酔で行いますが、年齢が高くなれば、局所麻酔でも可能です。

あなたへのひとこと


 赤ちゃんのでべそを気にして、コインを貼りつけて圧迫する人がいます。効果がないばかりか、皮膚かぶれや細菌感染の危険があるので、やめましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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