顔面のけが・骨折(がんめんのけがこっせつ)

どんな病気?


 顔のけがには、皮膚と皮下組織にかぎられる場合と顔面骨骨折をともなう場合があります。顔を強打したときは、まずレントゲンやCTで骨折の有無と程度を確認します。
 顔面骨には、前頭骨、眼底骨、鼻骨、頬骨、上顎骨、下顎骨などがあります。これらの骨が折れると、顔の変形とともに、口があかない、ものが二重に見える、においを感じない、皮膚の感触が鈍くなるなど、さまざまな機能障害が起こります。

治療


 皮膚や皮下組織のけがは、洗浄・消毒などの手当てのあと、必要があれば縫合します。
 顔面骨骨折は、骨折箇所に応じて、頭皮や口の中などを切開し、ずれたり折れた骨をもとにもどし、薄いチタン製のプレートで固定します。顔を切開することはないので、傷あとの心配はありません。けがをしてから時間がたつと骨がずれたまま癒合し、治療がむずかしくなります。2週間以内に形成外科手術を受けることが望まれます。

あなたへのひとこと


 顔に傷あとや変形が残ると、女性の場合とくに大きなコンプレックスになることがあります。できるだけ早く形成外科医のいる病院を探しましょう。

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