近視(きんし)

どんな病気?


 目の調節を休めて、ふつうにものを見たときに、近くのものはよく見えるのに、遠くのものがぼやけて見える状態が近視です。

原因・症状


 角膜から眼底までの距離を眼軸といいます。眼軸が長いと、遠くのものを見たときに、網膜よりも手前に像を結び(軸性近視)、写真でいうピンぼけの状態になります。また、カメラでいうと、レンズの役目をする水晶体の屈折が強いために、網膜より前方に像を結ぶ屈折性近視があります。
 近視が急にすすんだときには、糖尿病などの病気が原因となっていることがあるため、注意が必要です。眼科医の診察を受けてください。

治療


 凹レンズのメガネやコンタクトレンズで、網膜上にきちんと像が結べるように矯正します。また、水晶体を調節している筋肉の緊張をゆるめる薬を点眼することもあります。

あなたへのひとこと


 子どもの場合、黒板の字が見えづらいなどの不自由を感じるようになったら、視力に合ったメガネをつくってあげましょう。
 近くを見つづけるときは、ときどき遠くを見て目の調節を休ませる、読書の際は本から目を30cm離す、テレビは離れた位置で、視力に合ったメガネをかけて見るなどの注意を守りましょう。
 子どものコンタクトレンズ使用に年齢制限はありませんが、最初はメガネをつくり、メガネと併用しながら、きちんとケアできることを前提にコンタクト専門の眼科医に相談するようにしましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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