大動脈炎症候群(高安動脈炎)(だいどうみゃくえんしょうこうぐんたかやすどうみゃくえん)

どんな病気?


 心臓を出てすぐの大動脈と、近くの比較的太い動脈に炎症が起こる病気です。多くは動脈がせまくなる、あるいは拡張するもので、炎症がおさまってもしばしば再発します。20~30歳代の女性に多くみられます。

症状


 発熱、疲労感、めまい、失神、心雑音、心不全などが生じます。腕へ行く動脈がおかされると、手首の脈がふれなくなり脈なし病とも呼ばれます。

原因


 自己免疫(もともと私たちのからだに備わっている機能で、自分のからだを守るため、自分以外のものを異物と認識して排除しようとする機能。免疫の異常を参照)が原因と考えられていますが、明確にはわかっていません。

治療


 炎症を抑えるため、副腎皮質ホルモンを服用します。改善しない場合は、人工血管や自己血管を植え込む手術、血管拡張術を行います。

あなたへのひとこと


 妊娠、分娩時には高血圧になりやすいので、専門医の指導のもと出産にのぞみましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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