データキャッチアップVOL.44 2018年3月22日(木)~3月28日(水)有効サンプル数 491

子どもの教育、家、老後は「人生の3大支出」といわれています。妊娠、出産を機に、将来に向けたマネープランを立てたという人も多いのではないでしょうか。今回は、貯蓄の目的と、どのような金融商品で貯蓄しているかをみなさんにお聞きしました。
なんのために貯蓄をしていますか?

貯蓄の目的を複数回答でお聞きしたところ、「教育資金」が80.7%で、ほかの項目を大きく引き離して1位になりました。ついで「老後資金」と答えた人が47.9%となり、約半数の人がすでにリタイヤ後の生活に備えて貯蓄をしていることがわかりました。
そのほか「リスクに備える余裕資金」「旅行・レジャー」「住宅」も約4割の人が選択しました。
どういう金融商品で貯蓄していますか?

こちらは額の大きなものから3つまで選んで答えていただきました。
最も利用している商品は「財形貯蓄・預貯金」で80.7%でした。ついで「学資保険・こども保険」が45.2%となり、およそ半数の世帯が加入していることがわかりました。
みなさんから家計や貯蓄について、不安に思うことや気になっていることをお寄せいただきました。以下にご紹介します。
ママの声
- どの年齢でいくらくらい貯めておけば、将来的に安心なのかがわかりません。(26歳 愛媛県 ぺそさん)
- 給料が増えれば、それだけ財布のひもがゆるんでしまい、貯金の額をなかなか増やせない。(30歳 北海道 あやようさん)
- これから迎える出産、育児にかかる費用がわからない。(30歳 愛知県 ぽんさん)
- 将来共働きでなくなった時の生活が心配です。(30歳 愛知県 さおりさん)
- 育休中ですが、早く復帰しないと教育費などが足りなくなるのではと不安になります。(30歳 香川県 TCAさん)
- 家計簿などはつけてなくても、今まではなんとなく貯まっていました。これから教育費も増えていくので、もっとしっかりと家計・貯蓄管理をしていかないと、あとあと大変になるかな。(32歳 滋賀県 かなこじさん)
- 夫が散財するので、自分の努力が無駄になる。(31歳 千葉県 yu-さん)
- 子どもが成長するにつれ、いくら出費がかさむのか想像できないので不安。習い事などをする余裕があるかどうか?(31歳 神奈川県 みさママさん)
- ローンが多額にあって毎月赤字で貯蓄できず、先行き不安。(34歳 北海道 みかんままさん)
- 実際の資産総額が把握できていません。(31歳 広島県 こにゃママ。さん)
- 老後に年金がいくらもらえるか保障されていないことが不安です。(33歳 神奈川県 tamaくんママさん)
- 貯蓄はしていますが、銀行口座においているだけなので増えません。少しでも増やす方法はないかと思っています。(33歳 大阪府 シオン04ママさん)
- 子どもと過ごしたいことや、周りに助けてくれる人がいないこともあって、専業主婦を選んでいますが、生活はカツカツです。もっと子どもが欲しいけど、育てることや学費を考えると不安しかないです。(34歳 愛知県 ふーこさん)
回答を拝見すると、教育資金や老後費用について不安を持っている人が多いようです。どれくらい用意すればいいかについては、ぜひこちらを参考にして下さいね。
お金の出入りがつかめていない、という人は、まずはお金の「出」と「入り」 を把握するところから始めましょう。
そしてお金を貯める目標をはっきりさせること。マイホーム購入、旅行などのライフイベント表を作って、イベントごとに「○年後までに○○万円」と具体的な貯蓄目標を設定します。目標を実現するための積立プランを立てると、きっとモチベーションも上がりますよ!
貯蓄プランが決まったら、目的と期間に合わせて金融商品を選びます。低金利の現在、ポイントやマイル、ネット銀行などのサービスを上手に使いこなしたり、NISA・iDeCoといった新しい制度にチャレンジしたりする選択肢もあります。。今は収入が伸び悩み、社会保障費などの負担が増えるなど家計にとって厳しい時代です。積極的に情報を集めて貯蓄スキルを磨くことが大事です。