
まず質問1についてです。
チラーヂンは甲状腺機能低下の時に飲む薬です。甲状腺機能低下の時は、そのための身体の不調に対して処方されるのです。卵巣機能に影響するのもその一つです。薬を飲む必要があるかどうかは、甲状腺機能が正常になったかどうかで判断するのです。従って主治医の指示に従って飲んでください。副作用については、治療しながら主治医が注意しています。卵巣機能や妊娠に対しての副作用という意味では、甲状腺機能が低下していると排卵しなかったり、卵巣で分泌される女性ホルモンに影響するので、甲状腺機能低下しているのに薬を飲まないほうが、卵巣がうまく機能し無い可能性が高いのです。
次に質問2についてです。
生理痛の時にどのくらい痛いのかが、このご質問の文章だけではわかりませんが、
また診察をしていないので断定的には言えませんが、心配は無いのではないかと思います。産婦人科の診察を受けて「このくらいの痛みが心配の無いものか?」を尋ねられるのが一番だと思います。
最後に質問3についてです。
「次の妊娠への影響」とは栄養が取れず体重が10kgも落ちたことが、次に妊娠しにくい、あるいは、妊娠しても胎児や妊娠の経過に影響するか」ということでしょうか?
あるいは、「次の妊娠の時に、また重い妊娠悪阻になるのか」ということでしょうか?
前者ならば、妊娠前の体重は何kgだったかによります。45kgの方が、35kgになったのだとすれば、そしてまだ回復していないとすれば、母親の命を守るために妊娠しにくい、あるいは妊娠しても継続できずに流産する可能性が考えられます。しかし、身長に比べて体重が重い(BMIが大きい)場合は、標準体重に近づいているわけですから、問題はありません。どの程度の痩せかたかどうかによります。
後者ならば、重い妊娠悪阻の場合、次回の妊娠でも妊娠悪阻が重いとは必ずしも言えません。一度妊娠したことが体質を変えることがありますし、妊娠したによる母親の体の変化は、妊娠のたびに同じではないからです。吐き気や、気持ちの悪さなどは、精神的な影響を受けやすいので、具合が悪くなったら治療を受ければいいくらいの気持ちで、いた方がいいですね。
先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。