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2010-04-16T00:00:00+0900 2010.04.16

Q.妊娠5ヶ月。つわりが終りません。対策方法は?

現在妊娠5ヶ月なのですが、つわりがまだ終りません。
通院している産院からは水も飲めないほどになったら、点滴をして和らげることができるので、来てくださいと言われているのですが、そこまでひどくはありません。


しかし、毎日食べたものを吐いています。かろうじてお酢の味は大丈夫なのですが、量はたくさん食べられません。おなかの赤ちゃんも大きくなる時期なので、サプリなどで栄養を補給したほうがいいのでしょうか?また、お酢で調理が簡単なメニューなど教えていただけますか。

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私も出産するまでつわりで苦しい思いをしたので、つわりでしんどい思いをしている妊婦さんには、本当に同情します。

私の場合、つわりの原因は「冷え」と「便秘」だったと思うので、それぞれの対策方法をアドバイスします。

●「冷え」対策
これから暖かくなってきても、妊婦さんは油断は禁物。特に夏だからって裸足にサンダル履きなんてもってのほか。妊婦は手首、足首、首元、首とつく部分は冷やさないよう要注意!

※ 足元を冷やさぬこと
からだが冷えると、「むくみ」にもつながります。できれば膝まで守りたいからエアロビクスの時などに使うレッグウォーマーをつけてほしいくらい。もちろん、外出時も、靴下、スパッツなどで装備すること。冷房の効いている季節には特に気をつけて!


※首元には絹のネッカチーフを
風邪の予防の意味でも、襟のある服を着るか、そうでないなら首元にハンカチでも巻いておきましょ。だまされたと思って今すぐやってごらんなさい。「あれ? からだがあったかくなった」って実感するから。特に絹製のものは保温性が高くておすすめです。

※からだを冷やす食材は控えめに
これから夏にかけて出回るきゅうり、トマト、レタス、スイカ、…などはからだを冷やします。食べすぎには要注意。

●「便秘」対策
食物繊維の多いものを摂ること。食物繊維とは、人の消化酵素では消化されないもので、水溶性と不溶性があり、この内、不溶性はおなかの中で水分を吸収してふくらむので便をやわらかくして排出を楽にします。

ひと昔前の日本人の食生活は穀類や豆、野菜が豊富で、食物繊維が自然と多かったのですがが、食生活が欧米化したために問題となってきました。米、麦、雑穀、いも、ごぼう、すじのある葉っぱ、きのこ等、日本古来の食材を摂ること。

特に主食は粉(パン、パスタ)ではなく、粒(ごはん)を摂りましょう。

その他おやつとして、おしゃぶりこんぶ、大豆を炒ったもの、食べる煮干し、おからなどもおすすめです。

●お酢を使ってできる簡単レシピ

梅酢やりんご酢などお酢にもいろいろな種類があります。スープなどに少し入れるだけでも味がかわってくるので、試してみて。お酢が大丈夫ならレモンも大丈夫なはずなので、お料理によってはレモンをかけてみるのもいいわね。

<びっくりするほどお酢を使う「にぼし」レシピ>

1)「食べられるにぼし」200グラムをフライパンで3分間強火で十分から煎りします。
2)醤油小さじ2をなべはだにかけ回します。
3)最後ににぼしが浸るくらいの酢(にぼしの3~5倍がめやす)を回しかけ、酢を飛ばしたら、火を止めて完成。

2010-04-16T00:00:00+0900
  • ▼ 金澤 直子先生のプロフィール

    • 妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。

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