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子育て期(生後0~4ヶ月)
> かんのむしが強いと言われている、 4ヶ月児への対応は?
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2002-05-01T00:00:00+0900 2002.05.01

Q.かんのむしが強いと言われている、 4ヶ月児への対応は?

生後4ヶ月の娘ですが、一度泣き出すと何をしてもなきやまずに最後は泣きつかれて眠ってしまうまで止まりません。具合が悪い訳ではなく、お腹が空いているわけでもありません。もともと眠るのが下手なところがありますが、たいてい夜眠る前は平気です。たまに泣き入りひきつけを起こしたりして心配です。周りからは「かんのむし」が強いといわれます。このような子供はどのように接していけばいいのでしょうか?

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いわゆる「かんの虫」と言うのは、赤ちゃんの「自己主張」と関係があるようです。自分のやりたいことが通らなかった時など、きーっと泣きだしてしまうと言った時に、「かんの虫」が出たなどと言います。ご質問の赤ちゃんはまだ4ヶ月ですから、このような自己主張にはちょっと早すぎる月齢です。もともと寝つきが悪いとの事ですが、「抱っこをしていないと寝ない」というお子さんなのでしょう。泣き入り引きつけを起こすほど大泣きするのは好ましいとではありませんので、泣いているときにはやはり抱っこしてあげる...事になるのではないかと思います。「抱き癖」を心配する方がいますが、「抱き癖」なんて妙な癖が本当にあるのかどうかわからないし、少なくとも抱っこすれば赤ちゃんが泣きやんでくれるのであれば、泣かせっぱなしにするするよりも、抱っこしたほうがいいかと思います。この赤ちゃんは「抱っこしてもらわないと泣きやまない」くらい「泣き虫」なのかもしれないですね…。「なんで泣きやまないのよ……」と切なくなるときもあるかもしれませんが、そんな時は赤ちゃんを抱っこして、正直に語りかけてみて下さい。「あなたが泣きやまないと、ママまで泣きたくなっちゃうでしょ…」なんてね…。

2002-05-01T00:00:00+0900
  • ▼ 加部 一彦先生のプロフィール

    • 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。

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