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子育て期(生後5~9ヶ月)
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2002-05-01T00:00:00+0900 2002.05.01

Q.うつぶせに寝る5ヶ月児の突然死が心配

5ヶ月の子供が寝返りを打ち、どうしてもうつぶせに寝てしまいます。
気づいた時は戻していますが、またうつぶせになります。鼻がふさがらないように顔だけ横に向けたりしていますが、突然死が心配です。
うつぶせ寝はしてはいけないのでしょうか。

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寝返りができるようになると、どのお子さんも寝返りを打ちながら寝るようになります。子どもの寝相は大人からは考えられないくらい「悪い」です。でも、まあ、普通は心配ありません。シーツや布団で窒息するということも、寝返りができるくらいまで大きくなった赤ちゃんではあまり考えられないでしょう(苦しくなれば、暴れて体位を変えることができます)。乳幼児突然死症候群の誘因の一つとして、うつぶせ寝の危険が言われていますが、それは主には「あえてうつ伏せにして寝かせない」と言う事で、自分で寝返りをしてしまう赤ちゃんに対してつきっきりで一晩中寝返りを直す必要はないと思います。うつ伏せになっていると、顔色の変化などがわかりにくい場合があるので、どうしても気になるときは、時々赤ちゃんの寝顔をのぞいてみるのもいいでしょう。赤ちゃんの無邪気な寝顔は、きっと日頃の疲れを忘れさせてくれると思いますよ。

2002-05-01T00:00:00+0900
  • ▼ 加部 一彦先生のプロフィール

    • 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。

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