
Q.妊娠15週。健診で赤ちゃんの心音がすごく小さかったので心配です。
こんな質問をするのも恥ずかしいのですが、前回の診察後、不安になったので、お伺いします。15週の診察で超音波ドップラー(というのでしょうか)でなかなか赤ちゃんの心音を拾えず、やっと最後にすごく小さな音が聞こえたのですが、横で診察を受けていた24週のお母さんはすごく元気な心音が取れているのがこちらにも聞こえました。音の大きさは週数の違いから来るのでしょうか? また先生がとても若く新人のようで、最後に心音を取れたときはおへその横辺りまで機械を上げていたので、まさか私自身の心音だったり? なんて思ってしまったのですが。実際にお母さんの心音を赤ちゃんと聞き間違うなんてことはあるのでしょうか?
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15週前後というのは、超音波ドップラー法で心音を聞くのが、いちばん難しい時期なのです。
この頃は急におなかが大きくなるのを感じていると思います。子宮はメロンの大きさくらい。その中にいる胎児は10cm位で、羊水の中を自由に動き回っています。その上心臓の大きさは1cm弱しかありません。おなかに当てたドップラーのプローブから出る超音波が真っ直ぐ心臓に当って跳ね返り、またプローブに戻ってこないと音として聞こえないのです。プローブが真っ直ぐ胎児の心臓に向いていること、胎児が動かないこと此れがチャンと聞こえる条件です。
24週くらいだと心臓は2~3cmになりますし、赤ちゃんの背中や頭がどこにあるか外から触ってみるとわかりますから「この辺が心臓」と見当をつけて検査できるので見つけやすいのです。
音の大きさは、心臓の大きさが小さい方が小さく、腹壁から心臓までの距離が遠ければ小さくなります。
また、お母さんの脈拍数は普通1分間に60くらいです。赤ちゃんの脈拍数は普通は140くらいです。ドップラー検査をやるとき手首で自分の脈拍数と比べてみると良いですね。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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