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子育て期(生後5~9ヶ月)
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2005-05-06T00:00:00+0900 2005.05.06

Q.8ヶ月で大泉門が閉じていると診断されました。

現在8ヶ月になる娘がいます。最近の定期健診で「大泉門がほとんど閉っている。来月も見せに来てください。問題ないと思いますが、念のためスペシャリストに見てもらいます。」と言われました。閉まると何か問題があるのか尋ねたら、「あまり早くに閉じると、脳が成長できないなどの問題がある」とのこと。大泉門が閉じない問題はよく聞くのですが、閉じても問題があったとは知りませんでした。8ヶ月で閉じてはやはり早すぎるのでしょうか?大泉門が早めに閉じると、どんな問題が考えられますか?また、どんな治療をする可能性がありますか?

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大泉門が早く閉じてしまうと、頭の大きさが小さくなってしまうために、脳の発育が阻害されてしまいます。この様な状態を「先天性頭蓋早期癒合症」といい、さらに細かくいくつかの病気にわかれます。ただし、この様な病気は非常に稀なもので、大泉門が早く閉じてしまったからと言って、すぐにこれらの病気だと診断される訳ではありません。そもそも、大泉門の大きさには赤ちゃん毎にかなりの幅がありますので、最初から大泉門が小さめの赤ちゃんであれば、8ヶ月位で一見すると閉じたように見えることがあります。とにかく、まず専門医の診察を受けられたらいいかと思いますよ。

2005-05-06T00:00:00+0900
  • ▼ 加部 一彦先生のプロフィール

    • 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。

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