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子育て期(生後0~4ヶ月)
> おんぶ後、唇が紫に。「ゆさぶられっこ症候群」?
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2003-08-22T00:00:00+0900 2003.08.22

Q.おんぶ後、唇が紫に。「ゆさぶられっこ症候群」?

子どもが昼寝(おんぶ)から目を覚まし、泣いたので授乳しようと顔を見ると、顔色が真っ青で、唇の色も紫がかって、目も半目開きで黒目も上の方にいっていました。

けいれんや、ひきつけ状態はなく、むしろ身体の力は抜けていて、また寝ちゃったのかなという感じでした。その後30分程で、顔や唇に赤みが戻りました。その間寝ている様子でした。

どういった時にこのような症状が現れる可能性がありますか? 風邪をひいていて熱は37.1℃でした。
おんぶしている時に、夕飯の支度や家事をしていて、忙しかったため、『うえ~ん』と泣いた際、おんぶ状態で、強くゆさぶりましたが、これが原因のひとつと考えられますか? ゆさぶった後は、静かになったので寝たと思い、顔の確認はしませんでしたが、その時から、泣いて起きた時までずっとこの顔色だったのだろうかと思うと不安でたまりません。時間にして5分程だと思います。

ゆさぶられっこ症候群と考えられるのでしょうか?それとも何か神経系の疾患が考えられるのでしょうか?

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●ゆさぶられっこ症候群ではないお尋ねの件、これは少なくとも「ゆさぶりっこ」ではありませんね。何らかの病気があると考えられます。すぐにでも病院を受診されることをおすすめします。●おんぶの状況で呼吸がとまっていたかも原因は、よくわかりませんが、たぶん呼吸をとめていたのではないかと思われます。おんぶヒモがキツすぎて呼吸ができなかった……などという単純なことかもしれませんが、けいれんの可能性も否定できません。●かかりつけ医に相談から着手をまずはかかりつけ医に相談し、そこからしかるべき病院への紹介状を書いていただくという手順で、どうぞお子さんをみてもらってください。

2003-08-22T00:00:00+0900
  • ▼ 加部 一彦先生のプロフィール

    • 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。

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