気になる産後うつ…予防のための『産婦健康診査』知ってますか
- 2017-05-09 17:47
- 一般公開
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■深刻化する「産後うつ病」を防ぐカギとは
昨年、産後うつ病に関するセンセーショナルなニュースをご記憶の方も多いのではないでしょうか。東京23区で“自殺により亡くなった妊産婦”さんの数が、2005~2014年の10年間で63人にのぼり、その約3分の1が「産後うつ病」だったと日本産科婦人科学会が発表。これは、出産時の出血などによる妊産婦死亡率の2倍になる計算です。
産後うつ病は、育児のプレッシャーや不安などがストレスになって発症するうつ病の一つで、深刻化すれば、虐待や育児放棄、自殺につながる恐れがあります。しかし、たくさんのサポートや専門家による治療できちんと治る病気です。
■妊娠がわかったら要チェック!「産後うつ病」の予防とサポートがスタート
そこで、厚生労働省は「産後うつ病」の予防とサポートをするために、健診を受ける際の費用への助成を決定。費用助成は産後2週間と1カ月の2回、それぞれ5千円が上限で、国と市区町村が半分ずつ負担する内容となっています。事業を導入する自治体では補助券などによって多くの人が無料で受けられ、出産した医療機関以外での健診も対象となります。
産後2週間健診ではお母さんの身体の回復状態に加え、授乳がうまくできているか、育児の不安はないかなどの子育ての悩みやお母さんの心の状態も把握します。
支援が必要と判断されれば、育児相談や指導のほか、宿泊・日帰りによる産後ケア事業の利用などを促し、安心して育児できるように市区町村や病院が一丸となって支援する仕組みです。
この体制は2017年4月からの開始のため、まだ整備されていない市区町村が多くあります。現在、妊娠中の方はぜひ、確認してみてください。
昨年、産後うつ病に関するセンセーショナルなニュースをご記憶の方も多いのではないでしょうか。東京23区で“自殺により亡くなった妊産婦”さんの数が、2005~2014年の10年間で63人にのぼり、その約3分の1が「産後うつ病」だったと日本産科婦人科学会が発表。これは、出産時の出血などによる妊産婦死亡率の2倍になる計算です。
産後うつ病は、育児のプレッシャーや不安などがストレスになって発症するうつ病の一つで、深刻化すれば、虐待や育児放棄、自殺につながる恐れがあります。しかし、たくさんのサポートや専門家による治療できちんと治る病気です。
■妊娠がわかったら要チェック!「産後うつ病」の予防とサポートがスタート
そこで、厚生労働省は「産後うつ病」の予防とサポートをするために、健診を受ける際の費用への助成を決定。費用助成は産後2週間と1カ月の2回、それぞれ5千円が上限で、国と市区町村が半分ずつ負担する内容となっています。事業を導入する自治体では補助券などによって多くの人が無料で受けられ、出産した医療機関以外での健診も対象となります。
産後2週間健診ではお母さんの身体の回復状態に加え、授乳がうまくできているか、育児の不安はないかなどの子育ての悩みやお母さんの心の状態も把握します。
支援が必要と判断されれば、育児相談や指導のほか、宿泊・日帰りによる産後ケア事業の利用などを促し、安心して育児できるように市区町村や病院が一丸となって支援する仕組みです。
この体制は2017年4月からの開始のため、まだ整備されていない市区町村が多くあります。現在、妊娠中の方はぜひ、確認してみてください。
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