【ベビカム シニア・アドバイザー】聖母病院看護部長・助産師

妊産婦の強い味方「助産師」についてお話ししましょう

  • 2017-04-10 11:00
  • 一般公開
  • テーマ:助産師
皆さんは助産師についてどんなイメージをもたれていますか? 今回から数回にわたって、助産師のことをお話したいと思います。


■出産介助だけでなく妊娠中のアドバイスや産後の母子ケアの専門家です

助産師という存在を多くの人はご存知だと思いますが、妊娠してから、初めて助産師の存在を知ったという方もいらしゃるでしょうし、なかには出産時に初めて助産師と顔を合わせたという方もいるかもしれません。

 妊娠・出産を経験しなければ、助産師に接する機会はほとんどありませんが、助産師の仕事はとても幅広く、出産の介助はもちろん、出産にいたるまでの妊産婦さんへの保健指導やアドバイス、産後の母子のケアまで担っています。

それだけでなく、育児指導や、不妊治療を行っている夫婦の相談、思春期・更年期の性に関する相談など、女性の生涯を通じた健康問題にも関わります。病院に勤務する以外に、自分で助産院を開業したり、地域の保健センターで指導をする助産師もいます。

じつは“助産師”のことを、英語では“Midwife(ミッドワイフ)”といいます。
「mid」は「with」と同じ意味を持ち、「wife」は女性を表していることから、「女性とともに」という意味が込められているのです。

この言葉の響きからも伝わってくるように、妊娠や出産などの正常な経過には責任を持ち、妊産婦さんや母子の日常生活に視点を置き、寄り添いつつアドバイスをするのが、助産師の役割です。


■妊娠中のからだの変化や心のケア、食生活のアドバイスも

ですから、助産師の役割は、身体の変化だけではなく、心のケアも含め全人的に関わっていくものです。例えば、妊娠経過は正常でも出産がとても不安に思っている妊婦さんの話を聴いたり、家族の心配事を聞いたり、食生活のアドバイスをしたりすることもできるのです。
 
VOL.214ベビカムリサーチ「妊娠中の助産師とのコミュニケーション」の中でも、
Q助産師に、聞きたかったのに聞けなかった理由はなんですか? の答えとして、17%の人が

「助産師に質問するような内容ではないと思ったから」

という結果が出ていますので、もしかしたら「え? そんなことまで相談できるの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

妊娠中の悩みや不安に思っていることがあったら、ぜひ助産師に尋ねてみましょう。助産師は、妊娠・出産・産後を通して、皆さんと赤ちゃんをサポートする味方。ぜひそのことを覚えておいてくださいね。


■助産師は妊産婦やママ達の味方。思い切って声をかけてみて。

それでは、助産師とどこで出会うことができるのでしょうか。
出産施設によって助産師の人数は様々です。助産師が出産場面にしかいない施設、妊婦健康診査も助産師が行っている(助産外来)、産後のクラスや家庭訪問もしている施設など、施設の規模や機能によって違っています。

助産師に相談できるシステムの病院であれば、不安や質問のある時にいつでも聞けるかもしれません。しかし、忙しそうにしていると声をかけにくいこともありますが、不安をそのままにしている方がよくありません。ぜひ、思い切って声をかけてみましょう。

その時に、聞きたいことをメモにしておくと、伝わりやすく時間も長くかかりません。
また、助産師がどこにいるかわからないような場合は、診察の前に、「今日、生活のことで助産師に聞きたいことがある」ことを伝えるといいですね。

助産師は妊産婦さんやママ達の味方です。
みなさんのSOSに答えたいと思っています。不安や心配事はそのままにしないでください。そして、この助産師いいなあと思えば、離さないでサポーターになってもらいましょう。
きっと皆さんのサポーターはきっといますよ!

次回は、母親学級の時に、「こんなこと質問してはずかしい」とか、「こんなこと聞いてすみません」ということを中心にお話ししたいと思います。あなたが悩むことは、他の人も同じように悩んでいたり、的を射た質問だったりするのですよ。

そのちょっとの勇気が、悩みを解決する近道になるはずですから。

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◆参考◆
ベビカムリサーチVOL.214
「妊娠中の助産師とのコミュニケーション」について

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