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質問_心とからだの相談室
質問者
貯蓄|Q0|2011/03/30

学資金を受け取るタイミングはいつがベスト?

学資保険には、大学進学時に一括で資金を受け取れるプランや、中学・高校進学時に受け取れるタイプのものなど、いろいろなプランがありますが、どの方法がいいのかよく分かりません。大学進学時に一括で受け取れるプランの場合、中学・高校の入学金や備品の購入、塾や習い事の費用などは、どのように準備すればいいのでしょうか? やはり、月々の収入の中からやりくりした方がいいでしょうか? わが家の家族構成は、夫31歳(会社員 月収25万円)、妻30歳(専業主婦)、子ども(2ヶ月)です。
箱崎博信先生
回答者
一般的には、大学進学時に一番お金がかかるので、大学進学時に一括して受け取れるプランを希望される方が多いのですが、このプランですと、中学・高校進学時に入学金などの進学資金がどうしても必要になった場合、大学進学時まで学資金を受け取ることができないため、解約しなければならなくなってしまいます。

しかし、中学・高校から進学資金を受け取れるプランなら、中学・高校進学時に必要がなければ、そのまま据え置くことができるため、大学進学時に一括で受け取れるプランと同じ効果があります。

ところで、学資保険には、教育資金を準備する機能だけでなく、契約者(ご主人)にもしものことがあっても、学資金を受け取ることができます(ご主人にもしものことがあった場合は、以降の保険料の払い込みが免除になる機能があります)。

大学進学時に一括して受け取れるプランの方が、貯蓄性は高いですが、大学進学資金に困るほどの差はありませんので、特に大きな問題はありません。

そこでご提案したいのが、「お子さん名義の通帳を、学資保険と合わせて一緒に準備しましょう」ということ。

学資保険で準備する進学学資金や満期学資金の設定は、直接学校に支払う金額を目安にして(入学金や授業料など)、お子さん名義の通帳には、子ども手当やご両親からのお祝い金などを、すべてこの口座に預けてしまうのです。この口座からお金を引き出す時は、お子さんにかかる費用だけを引き出すことにしましょう(備品や勉強机の購入、制服の購入費用など)。

学資保険は長期の契約のため、すべてを学資保険で準備しようとすると、保険料の負担が重くなり過ぎることがあります。途中で解約することなく、最後まで継続できるプランにすることが大事です。

塾や習い事の費用の準備は、ご主人の収入が増えたときや、奥さまが育児から少し手が離れて、時間に余裕ができ、パートなどで収入を得られるようになってから再度考えるというのも、方法のひとつです。

この機会に、教育資金だけでなく、今かかっているお金や、将来かかるお金(住宅費や車の購入・維持費など)を、使用目的別に「お金に名前をつける」という方法で、生活設計図を作成してみてはいかがでしょうか? 生活設計図をつくることで、お金が大きくかかる時期なども見えてくると思いますよ。

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