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産後は水をさわるなといわれていますが

子育て期(生後0~4ヶ月)の相談

Q52:産後は水をさわるなといわれていますが

夫と二人で出産・育児を乗り切ろうと思っているのですが、出産後、1ヶ月くらいは水をさわるなとか、体を冷やすなとか、寝てた方がいいと周りに言われるのですが、出産後に炊事・洗濯したりすることによって、年をとったときに体がよりがたがたになると言う話は本当なのでしょうか。もし、本当だとすれば、なぜそうなるのでしょうか 2002/5/1
堀口貞夫先生
昔の事を考えてみて下さい。洗い物や洗濯、雑巾がけなどにお湯を使う様になったのは50年くらい前からではないでしょうか。そしてその頃までは、子どもを何人も産んでいました。

炊事は、薪を使って火を起こす所からはじめました。(毎日がキャンプだったのです)洗濯も、井戸端でしゃがんで、たらいと洗濯板でやっていたのです。体がガタガタにもなる事でしょう。

25年くらい前はまだビキニ型のショーツをはいていると「冷えるからこんなものをはいていては駄目。毛糸のパンツをはいて暖かくしていなければ。」と注意する助産婦さんがいたのです。寝ていなくても良いのですが、産褥体操はちゃんとやって下さい。歳をとってからの尿もれ(腹圧性尿失禁)をできるだけ予防するためです。

先生のプロフィール

元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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