妊娠中は、確かに眠かったり、傷つきやすかったりするわよね。これはホルモンの影響なので多かれ少なかれ誰でも経験すると思います。私も妊娠中は、夫を朝送り出すと、部屋に戻ってまた泥のように眠っていました。こういう状況は、妊娠していない人には分かりにくいものです。
だから、お互いに共感し合える妊娠中の友だちをつくって、思う存分愚痴を言い合えばいいのよ。そのためには、まずは、アクティブに動くこと。産院で他の妊婦さんに声をかけてみるとか、マタニティスイミングやビクス、ヨガなんかに参加してみるのもいいですね。
それと、寝られなくて不安だったら、その間に何かしてみるといいのよ。寝られない…とくよくよ悩んでいるより、時間ができてラッキーくらいに思って、好きなことをしてはどうかしら。最近は妊娠中に資格を取るための勉強をする方も多いわよね。
ひとつ気になったのは「いつ眠くなるかわからないから、家事ができない」という点。これは、「言い訳」に聞こえてしまいます。妊娠中に眠いのは仕方がないけれど、それを言い訳にしているときりがなくなりますよ。
これから子育てをしていくうえで、言い訳したいことはたくさん出てくると思いますが、子どもって、親の言い訳を敏感に感じとるものです。ついつい言い訳してしまわないよう、今から気に留めておきましょう。
先生のプロフィール
妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。