悩み多しですね。
「お産の後、セックスどころではない」という人は多いのです。2001年にベビカムで調査をした時に556人の方からお答えをいただきました。産後6ヵ月迄にまだセックスが再開していない人は14%でした。1994年に行われた別の調査では産後4ヶ月迄にセックスを再開していない人は21%でしたから、およそ、そのくらいなのでしょう。
眠い、疲れている、子どもが気になる、その延長上には「少しは子どもの面倒を見てよ」があるかもしれません。「どうして男の人はそんなにやりたがるの?」この疑問が大いに関係がありそうです。男はやりたいもの、セックスが強いことこそ男らしさであり、中には「結婚しているのにマスターベーションなんて」と思う男もいるようです。
セックスというのは女と男の関係性の中に成立するものですね。(男と男、女と女という場合もありますが)男はセックス=性交ですし、セックスをすることでコミュニケーションを深めようとします。しかし女はコミュニケーションが深まってこそ男を迎え入れることができる。この違いではないでしょうか。これは大きな問題です。更年期の夫婦の問題にもなります。
からだを触れ合うことで(ヘビー・ペッティングでなくても)心は安らぐものです。からだの暖かさとともに心の温かさを感じ、それが火をつけることにもなるかもしれません。「ついた火をどうしてくれる」となれば口でも手でもいいではないですか? それも気がすすまないくらい疲れているならば、男もそれを理解する必要があるでしょう。
痛みがいちばんの問題なのであれば、リューブゼリーやDr.Gを使うこともおすすめです。
先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。