妊娠初期の出血でも色と量が問題です。
*鮮血で濃い色なら、現在も続いている出血と考えられます。
*黒みが加わって褐色、黒褐色となってきているのならば、新しい出血は無い、止血していると考えられます。
*量については月経の多い時くらいであれば、ちょっと心配です。受診してください。
*月経の終わりくらいの程度なら指定の診察日まで様子をみてもよいでしょう。
【考えられる原因】
*妊娠していてうっ血があるため:量が少ないし、長くは続きません。
*頚管ポリープがある為のもの:これは結構長く続きます。様子をみていてよいのですが、感染を起こすといけないので、出血が続くようなら診察を。
*流産と関連のあるもの:流産は10~15%もあり多いものですが、大部分は受精した卵の異常の為に起こるので、その異常を治すことはできません。遠出をしないで様子をみるしかありません。妊娠7週位になって胎児の心臓の拍動を超音波検査で確認すれば、流産の危険は少なくなったと考えていいでしょう。更に、順調に大きくなって行けば99%心配無しです。
先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。