Q.薬の服用と妊娠のタイミングについて

妊娠期間は10ヶ月、その後授乳期間が少なくとも3、4ヶ月は続きます。ですから妊娠するのにベストな時期というのを決めるのはとても難しいですね。ベターな時期ということでいえば、妊娠5～9ヶ月が2～4月になるようにするということになるでしょうか。排卵日にセックスをして妊娠する確率は10％前後といわれます。根拠は、新婚さんが結婚後１年以内に妊娠する割合は75～85％くらいといわれていることから、これを基に計算したものです。100組の新婚さんがいたとして、結婚後１ヶ月以内に妊娠する割合が10％なら、2ヶ月目に入る90組の新婚さんのうち、妊娠するのは9組、残った81組のうち、3ヶ月目に妊娠するのは８組です。残りの73組のうち、4ヶ月目に妊娠するのは７組…。という風に計算をしてみてくだい。12ヶ月が終った時点で、まだ妊娠できない人は 29％位になります。つまり、「今、妊娠したい」と思っても、その通りには行かないかも知れないということは理解できましたか？　花粉症の薬を使いながら妊娠しても大丈夫か、あるいは妊娠中、薬が必要になったとき、使える薬があるかを主治医か産婦人科（特に虎の門病院や聖路加国際病院の「妊娠と薬の外来」）で相談しておくとよいでしょう。ただし、薬の名前が分からないと正確な答はもらえません。ご注意下さい。