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2003-05-23T00:00:00+0900 2003.05.23

Q.赤ちゃんの歯ぎしり

10ヶ月になる女児です。8ヶ月ごろから、起きている時にゴリゴリと歯ぎしりをするようになりました。噛み合わせも受け口ぎみですし、やはり早めに小児歯科に連れて行った方が良いのでしょうか。それとも、もう少し様子を見ていてもいいものでしょうか。

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乳児の歯ぎしりは珍しいことではなく、通常はあわてて治療する必要はないと思います。●「不正咬合」の基準もあいまい「不正咬合」がある場合には治療の対象になります。問題はこの「不正咬合」で、いつの時点から「不正咬合」と判断するのか、どの程度だと治療が必要なのか、など明確な基準は見当たりません。●乳歯がそろった時点で受診しては歯科受診は乳歯が生えそろった段階でもいいようにも思いますが、あまりに受け口や歯ぎしりの程度がひどいようでしたら、早いうちに相談されるのも一つの解決法かと思います。

2003-05-23T00:00:00+0900
  • ▼ 加部 一彦先生のプロフィール

    • 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。

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