Q.先天性難聴ということがわかり、ほかの障害についても不安が

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子育て中 29歳女性 2016-06-13T00:00:00+0900 2016.06.13

Q.先天性難聴ということがわかり、ほかの障害についても不安が

1歳11ヶ月の娘のことで相談します。言葉がでない、呼んでも振り向かないことから耳鼻科を受診し軽度から中度の両耳の先天性難聴があることがわかりました。しかし他にも気になるところがあります。指差しができない、クレーン現象あり、身振り手振りの真似がない、バイバイやごっご遊びなどもしません。また、横目でクルクル数回まわります。一人で遊び、後追いしません。ただ、目は合い表情は豊かです。偏食なし、睡眠も問題なし。難聴以外に発達障害などが考えられるでしょうか。

（29歳/子ども1歳11ヶ月）

子育て期（生後1歳7ヶ月～2歳）

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加部一彦先生（埼玉医科大学総合医療センター新生児科教授・小児科医）のアドバイス

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先天性難聴と指摘されてご心配のことと思います。難聴がある場合には、確かに他に発達障害があることも少なくありませんが、まだ年齢の小さなお子さんの場合、個人差の幅も広く、障害の有無を判定することは容易ではありません。一度、発達小児科もしくは小児神経の専門医の外来を受診されることをおすすめします。受診先は、大学病院もしくは小児病院になると思います。

2016-06-13T00:00:00+0900

▼ 加部一彦先生のプロフィール
- 埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室（NICU）で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』（岩波書店）、『障害を持つ子を産むということ』（中央法規出版）など。