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家計簿とライフプラン表を作ろう

結婚・妊娠・出産をきっかけに、家計を見直しませんか?まずは家計簿をつけて毎月何にどれくらい使っているのかを把握しましょう。長続きする家計簿のつけ方、ライフプラン表のつくり方を紹介します。

アドバイザー:土生 恵子

家計簿の写真

どうして家計簿をつけるの?

親家計簿をつけてみよう、というきっかけとなるのは、やはり「結婚」「妊娠」「出産」といった、人生の”ふしめ”の場合が多いのではないでしょうか。
お子さんの養育資金のこと、教育資金のこと…。また「やっぱり夢はマイホーム!」とそのための貯蓄を考えている方もいますよね。自分のなかで「夢」や「目標」が見つかったとき、それは家計を見直すひとつのチャンスなのかもしれません。

家計簿をつけずにやりくりしながら生活してる方もいますし、家計簿は長続きしない…という方も多いのではないでしょうか。 一度はつけてみたんだけど挫折したという人の話を聞くと、意外に几帳面な方が多いことに気づきます。サイフの中身と家計簿の数字がなかなか合わず、丸一日もかかって「もうイヤ!」と放り出す人、「きちんとつけているのに、生活がちっともラクにならなくて」という人も。

でもこれって、実は家計簿を将来の夢や目標の実現のために「活用」しきれていないことが原因だったりするんですね。

家計簿を長続きさせるコツ

家計簿というのは、あなたの「夢」や「目標」を実現してくれるツールです。
あなたとご家族だけがご覧になるものなのですから、あなた流でOK。大切なのは「全体のお金の流れ」を知ること、そして、そのお金を夢につなげていくための工夫なのです。長続きのコツをいくつか、ご紹介しましょう。

何につけてもOK

一般的なノートに自分なりの項目を立てて記録するシンプルな方法でもOK!エクセルやスプレットシートを活用して管理する方法もありです。
まずは給料日に予算を立てることも大切です。先に貯金をして残りのお金を項目別の袋の中に振り分ける「袋分け方式」でやりくりする方法もありますね。
また最近ではSNSで家計簿をUPしてモチベーションにつなげている方もいるようです。

費目は、わが家流で決めていい

細かくつけるのが面倒なら、おおまかでOK! たとえば「食費」「基本生活費」「光熱費」「ゆとり費」「子ども費」「特別費」というような形で分類するのもいいですね。

そのなかで、こだわりたい費目のみを詳しく記帳というスタイルもおすすめです。たとえば食費を肉類、魚類、野菜類というように品目別に入力すれば、食生活のバランスチェックすることもできます。おおまかな品目がわかれば十分。入力方法をカンタンにしたことも長続きのコツといえるかもしれませんね。

また毎月、事前に支払い金額がわかっている家賃や授業料などは、月始めに書き出してしまいます。パソコン家計簿なら、基本のフォーマットにあらかじめインプットしておくと便利です。

毎日つけなくてもすむ工夫を

1日の時間は限られていますから、毎日しっかりとつけようとすると大変ですよね。毎日が無理なら週末にまとめて記帳でもOK!
その代わり、カバンには必ず手帳とペンを入れておき、レシートをもらえない電車の運賃などはその場でメモしたり、乗り換えの検索を活用しましょう。携帯電話のスケジュール帳、日記機能を利用してメモしたり、アラーム機能を使って家計簿をつける時間を習慣づけるとよいでしょう。

まずは1ヶ月続けてみよう

家計簿をつけると決めたらひとまず1ヶ月は続けてみましょう。
1ヶ月にいくらの出費があり、どのようにお金を使って生活しているかがわかります。どの項目が多くて家計を圧迫しているかが見えてくるので「来月はここをちょっと減らそうかな」というようにつながっていきますね。
一生懸命やりくりした成果も、確実に家計簿に見えてくるので、記帳がだんだん楽しくなっていくというわけです♪

ライフプラン表作成のススメ

次のステップとして、これから先の10年後、20年後というような長期のスパンでの生活を設計していく「ライフプラン表」も作成してみましょう。
○年後にはマイホームを買おう、このタイミングで子どもの学費や塾代がかかるなとイメージし、夢や目標、確実にかかりそうなお金を表にすることで「現実」を知ることができます。目標や夢の実現のためには、逆算するといくらくらいの資金を用意しておけばいいんだな、ということが明確に見えてくるのです。
出産やお子さんの入学・卒業などの人生の節でライフプラン表を見直すことも大切です。生活を見直しながら活用していければ、あなたの夢までの距離をグンと近くしてくれますよ。

ライフプラン表作成のススメ

土生 恵子

「わが家の家計簿・生活設計体験談」で2回入賞し、テレビや雑誌で紹介される。元銀行員。某育児雑誌のレターカウンセラーの仕事を10年間行っていた。
現在は「金融広報アドバイザー」「省エネアドバイザー」「地球温暖化防止コミュニケーター」等、
マネーや省エネ系のセミナー・相談活動を行っている。さらに、保育の仕事にも携わっている。フリーライター(育児、食生活)。

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