働くママの体験談
キミママさんの場合

お仕事復帰までの道のりと職場の環境
20歳で車椅子生活になり、その後民間企業に就職。24歳で公務員試験に合格したので、現在は公務員として市役所に勤務しています。
妊娠⇒出産⇒育児休暇を取得⇒仕事に復帰。
現在は、2人の子どもは保育園に預けています。2人とも7ヶ月で入園しています。
働いている市役所では子育てしながら働いているスタッフも多いです。育児休暇は3年まで取得できますが、所属部署によっては、3年取得するのは難しいのが現状です。私も産後は1年未満で復帰しました。
仕事と育児の両立で心がけていることは?
完璧を求めないこと。車椅子のため、通常の家事をこなすにも普通の人の倍以上の時間を要します。長女出産後は、ペースがつかめず夫と喧嘩が耐えませんでしたが、家のことを手抜きすることを覚えました。
まず、優先順位をつけ、食事が1番だと考え、食事は1時間くらいでできるものを作り、洗濯は夜干したり、洗濯物をたたんだりするのは、体力的に余裕のあるときのみです。
なので、家の中は散らかっていますが、週末や時間に余裕のあるときに片付けます。完璧を求めるとストレスになるので、最低限にしています。
勤務時間
8時間
残業の有無
有り
パートナーは子育てや家事を手伝ってくれますか?
長女のときは、はっきり言って協力が得られませんでした。その後、大変な流産を経験し、2児を妊娠したころから、協力してくれるようになりました。
帰りが早いときは、入浴や、食後に遊んでくれたり、本を読んでくれたりしています。下の子はパパの寝かしつけがいいらしく、パパに寝かしつけをお願いし、上の子と私が寝るまで遊ぶという感じです。休日は、2人を連れてお散歩や公園に連れて行ってくれます。その間、平日溜め込んだ家事をやらせてもらって助かっています。
仕事や育児の両立のために妊娠中や妊娠前にやっておけばよかったと思うことは?
妊娠中は体調があまりよくなかったので、早めに休暇に入りました。
妊娠中は、あまり動きが取れませんでしたが、育児をサポートしてくれる機関を調べておけばよかったと思いました。
実家の両親が体調を崩したことがあり、主人は仕事、私は妊娠中で、上の子の保育園の送迎に苦労したことがありました。友人の協力を求め、ファミリーサポートセンターに登録されていた方にお願いしました。有料でしたが、助かりました。事前に調べておけば、慌てることなく友人の手を煩わすこともなかったな、と思いました。
もっと社会がこうなればいいのに!と思うことは?
子どもを持ちながら仕事という社会になりつつありますが、制度はあってもなかなか環境が伴ってないこともあります。勤務時間の免除などもありますが、私の配属では利用はまず無理です。
少子化になるのも無理はないと思います。経済的事情などで、仕事をしなければならない家庭は多いと思います。それなのに、保育園が不足していたり、職場の環境が伴っていないと、第2子を出産なんてできないと思います。社会的にもっと、子どもを産める環境にしないといけないと思います。
手当てもいいですが、まずは環境整備をしないと未来はないと感じます。