働くママの体験談
(デザイナー→育児休業→前職に復帰後、在宅勤務に)

お仕事復帰までの道のり

妊娠が判明したのは就職して1年後のこと。まだまだ働きたい気持ちが強くいろいろと悩みましたが、「この仕事が好き！」という思いと、周りからの「戻っておいで」という言葉に励まされて、会社で第1号となる育児休暇を取ることになりました。でも、生まれた子どもは先天性の障害があって育児休暇終了直前に手術をすることになり、さらに預け先が決まらなくて育休を延長…。無認可保育園に1ヶ月間通ったあと認可保育園に預けることができて、近くに住む姑や義妹の力を借りながら復帰しました。姑も「好きな仕事でまだやりたいことがあるなら続けなさい」と言ってくれて、理解のある人でとてもありがたかったですね。

仕事中、お子さんはどこに預けてる？

現在の預け先

私立の認可保育園

送迎スケジュール

8時半：ママが子どもを保育園へ
17時半：ママが保育園にお迎え

自宅から車で15分のところにある創立90年の認可保育園（私立）です。四季折々の行事や食事なども配慮されていて、雰囲気はとてもいいです。親が参加する行事が多いので働くママとしては大変ですが、親と子、先生たちとのコミュニケーションを大切に考えているということが伝わるので気になりません。縦割り保育もあるので、子どもには“年上を敬い年下をかわいがる心”が身につけばいいな、と思っています。点数をつけるなら90点というところでしょうか。

現在のお仕事と職場環境は？

育休に入るまではデザイン会社のデザイナー（正社員）として働いていました。出産後は家庭と仕事の両立が難しくて体調を崩したこともあり、今は会社からの提案でパートとして在宅で仕事をしています。正社員の週4日分の仕事量を5日かけて作業している状態です。

月に一度は会社の会議に出席して、さらに月イチで取引先まで片道3時間（！）かけてリサーチに行きます。本社は女性が多い割には結婚や妊娠を機に退職するのが当たり前…という会社。出産して復帰した人は私以外にひとりいますが、元の職場には戻れず違う部署へ移動になりました。そう考えると、在宅で好きな仕事をさせてもらっている今の雇用形態は恵まれていると思います。

仕事と育児の両立でこころがけていることは？

毎日寝る前の“絵本タイム”は、仕事や家事がどんなに忙しくてもはずせない、私と子どもの大切なスキンシップです。休みの日は子どもといっしょにお菓子を作ったり、ゆっくり過ごすようにしています。

育児も手を抜かない仕事もがんばる…と、なんでも完璧にこなすのは無理なので「ま、いっか」という気持ちをもつようにしています。たまには子どもを主人や姑に預けてひとりでお出かけすることもありますよ。自分がリフレッシュしていると子どもにも自然とやさしく接することができますから。