安産、難産とは?

妊娠初期(1~4ヶ月)の相談

Q601:安産、難産とは?

はじめての赤ちゃんを妊娠中です。実母に「うちの家系の女性はみんな安産型。だからあなたも大丈夫よ!」と言われました。でも、母は陣痛がうまくこなくて丸2日かけて私を産み、弟も1日がかりだったそうです。それだけ時間がかかったのに安産というのはちょっと変だと感じました。安産と難産の違いは、いったい何なのでしょうか? 2011/9/22
山本智美先生
お母様はとても自分のお産を肯定的に受け止めていらっしゃいるのですね。満足なお産だったのでしょう。
安産、難産という言葉は、よく聞きますね。 難産とは、正常に経過せず、人為的な手助けなしには分娩が困難な状態をいいます。人為的な手助けと言っても、人によって解釈が違います。会陰縫合をしただけでも、人為的と捉える人もいますし、帝王切開術でも赤ちゃんにとっての最良の選択肢と捉え、手助けとは思わない人もいます。

安産でも、お産の時間が短いと安産と捉えがちですが、陣痛の痛みを強く感じ大変だったと言う人もいます。安産なのか、難産なのかは、自分の受け止め方になります。

お母様は時間はかかりましたが、産んでよかったと思えたお産だったのでしょう。お産は、自分の母親のお産スタイルと似る傾向があると言われています。 もしかしたら、あなたはお産の時間がかかる可能性も考えられます。妊娠中から体力をつけるようからだ作りをして下さい。

先生のプロフィール

聖母病院(東京都新宿区)勤務。いつも妊婦さんの気持ちを大切に、優しく、ときには厳しくコミュニケーションしている。「相手の立場に立った、わかりやすい相談」がモットー。妊娠・出産・育児に不安を感じる妊婦さんたちを、安心に導くかたわら、近年は妊娠からの食育の提案する活動(妊娠食育研究会)、メンタルヘルスの支援、高校生の性教育にも積極的に取り組んでいる。
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