赤ちゃんの歯ぎしり

子育て期(生後10ヶ月~1歳6ヶ月)の相談

Q185:赤ちゃんの歯ぎしり

10ヶ月になる女児です。8ヶ月ごろから、起きている時にゴリゴリと歯ぎしりをするようになりました。噛み合わせも受け口ぎみですし、やはり早めに小児歯科に連れて行った方が良いのでしょうか。それとも、もう少し様子を見ていてもいいものでしょうか。 2003/5/23
加部一彦先生
乳児の歯ぎしりは珍しいことではなく、通常はあわてて治療する必要はないと思います。
●「不正咬合」の基準もあいまい
「不正咬合」がある場合には治療の対象になります。問題はこの「不正咬合」で、いつの時点から「不正咬合」と判断するのか、どの程度だと治療が必要なのか、など明確な基準は見当たりません。
●乳歯がそろった時点で受診しては
歯科受診は乳歯が生えそろった段階でもいいようにも思いますが、あまりに受け口や歯ぎしりの程度がひどいようでしたら、早いうちに相談されるのも一つの解決法かと思います。

先生のプロフィール

埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。
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