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みずぼうそうと突発性発疹

子育て期(生後3歳~)の相談

Q727:みずぼうそうと突発性発疹

みずぼうそうのときに風にあてると跡になる、と聞きました。本当ですか? また、みずぼうそうの跡が残らないないようにするには、どんなことに気をつければいいですか? 2014/4/1
加部一彦先生
「風に当てると」というのはある種の民間伝承でしょうね。特にそのようなことはありません。また、「跡に残らないように」というのは、ちょっと難しいのです。かさぶたになったということは、その部分の皮膚はすでに障害を受けているということですから…。 かさぶたを作らないためには水疱を少なくしなければなりません。そのため、最近では水痘に対して「ゾビラックス」という抗ウイルス剤を経口で飲ませる治療が行なわれています。この薬は副作用もありますが、有熱期間を短くし、水疱の数も少なくします。ただし、水痘のごく初期(発疹も少なく、熱が出始めたぐらいの時期)から飲む必要がありますので、小児科の先生とよく相談してください。

先生のプロフィール

埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。
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