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妊娠28週目、不眠気味で悩んでいます

妊娠後期(5~9ヶ月)の相談

Q243:妊娠28週目、不眠気味で悩んでいます

妊娠28週目です。もともと寝つきが悪いのですが、最近、不眠気味で悩んでいます。原因は出産後の子育て。主人は妊娠をとても喜び、子育ても前面協力してくれる約束をしています。ただ、私が人間関係で悩むことが多く、高校を中退して親に迷惑をかけたこともあり、子どもも同じようにならないか心配しています。主人は「僕がいるから大丈夫!」と言ってくれるし、私も前向きに考えるようにしていますが、不眠は治りません。 2004/7/16
金澤直子先生
空を見上げては、雨が降りやしないか心配しているのと同じですよ。

●夫の言葉を信じて
妊娠28週目、たしかに思い悩む時期ですね。よく分かりますよ。でもね、あなたには「僕がいるから大丈夫!」と言ってくださるパートナーをお持ちでしょう。その言葉を受け止めないのは、彼に対して失礼です。そのような甘えはまったく可愛くありません。家族ですから、色々な面を見せることはあると思います。しかし、私は一番礼をつくすべき人は他人ではなく、家族、特に家族を養ってくれている人だと考えます。

●自分に必要なこととは?
心配ばかりしていても何も良くはなりません。世の中は変わりませんよ。役に立たない心配ばかりしていないで、世の中、家族の役に立つことを考えましょう。一日にやることをスケジュールを立て、行動する。当然のように早起きにもなりますね。朝、日の出とともに行動を始める人には不眠はありません。

●子どもが最も親を真似てしまうこととは
子どもが自分と同じようになるのではと心配とありますが、子どもが最も親のまねをしてしまうことは、「言い訳をすること、責任逃れをすること、人に責任をなすりつけること」です。自分や他人に言い訳をしたり、なんでもかんでも周りや世の中のせいにするのは、良い社会人になれない条件になりますよね。親として避けたい条件になりますよ。

●寝る体制を自分で整えることも大事
寝る直前までテレビを観ていたり、身体を冷やしていませんか?寝る前にそのようなことをしていると寝付きが悪くなりますよ。寝る体制を整えることが大事。あたためた牛乳をゆっくりと飲むと催眠作用があるので、寝つきがよくなりますよ。

●「リラックス」は自分でつくるもの

私が師と仰ぐ方や先輩方(みな家庭持ちの女性です)は少しの時間も無駄にせず、みなさん寝るのがお上手でした。上手に睡眠をとれるからこそ、社会的に立派なお仕事が出来るのだと思い、まねしてみたところ、私も自分の思い通りの生き方ができるようになりました。複式呼吸をする、頭寒足熱を実行するなど、ご自分の工夫で乗り切ってください。「リラックス」は与えられたものではなく、自分でつくるものです。

先生のプロフィール

妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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