第22回おひさま大賞
「おひさま」は親子のコミュニケーションに役立つ読み聞かせ雑誌。本を愛する気持ちを育みます。隔月刊・奇数月15日ごろの発売です。その「おひさま」では、毎年「おひさま大賞」をもうけ、絵本界に新しい風を巻き起こす才能を発掘しています。昨年22回を迎えた「おひさま大賞」も301通の作品が寄せられ、厳正なる審査の結果、フレッシュな魅力あふれる作品群が入選しました。
本サイトで公開のおひさま大賞の入選作品を読んで、感想をコメントしてください！
「ここがおもしろかった！」「こうしたらもっとよい作品になる！」「ウチの子のお気に入りはこの作品！」など、みなさまの生の感想をお寄せください。
いただいたコメントには「おひさま」編集部や作者本人がレスポンス。楽しくコミュニケーションしましょう！
※作品の公開、感想コメントの募集は終了いたしました。
最優秀賞
「おばけのりはつや」
なたりー（滋賀県大津市）
ある夜、雪男の〈スノー〉がキラキラ輝く町へ降りて行くと、町の人たちは、みんな逃げてかくれてしまいました。〈スノー〉は悲しくなってひとり歩いていると、一軒のお店にたどり着きました…。
優秀賞
「くものきゅうけいじょ」
千葉智江（東京都世田谷区）
ある夜、雪男の〈スノー〉がキラキラ輝く町へ降りて行くと、町の人たちは、みんな逃げてかくれてしまいました。〈スノー〉は悲しくなってひとり歩いていると、一軒のお店にたどり着きました…。
「たこのはっぽんおてつだい」
くめ さとえ（兵庫県伊丹市）
〈はっぽん〉は元気なたこの男の子。町でお手伝いをすることになり、さっそく〈いるかさん〉のレストランでお手伝い。けれども張り切り過ぎて、もっと丁寧にねと言われて、しょんぼり。そのとき、レストランにふぐの赤ちゃんたちが迷いこんできました…。
優秀賞
「ぼくのパンツ」
川平遼佑（東京都杉並区）
ある日、ぼくのパンツと宇宙がつながっていました。中をよく見ると、大きな黄色いホシがあって、一つだけ小さな島がありました。砂浜には「オネショ しないで！」と大きな文字。ぼくは「ごめんなさい」と書いたお手紙とおもちゃのロボットをパンツの中に入れました…。
最終選考に残った作品
-
「きょうのおべんとう」
まいこんぶ（愛知県名古屋市）
「サトちゃんのシ・ア・ワ・セ」
びごー じょうじ（石川県小松市）
「ちえことゆうき」
村田夕海子（埼玉県所沢市）
「ねこのひ」
かりか寿し（千葉県松戸市）
「はつめいたぬきちとへんてこロボット」
たなか やすひろ（東京都荒川区）
「ハンバーガールちゃん」
西尾 都（兵庫県神戸市）
特別賞 幼児誌編集長のお気に入り作品
おひさま大賞共催の小学館幼児誌3誌「ベビーブック」「めばえ」「幼稚園」各編集長のお気に入り作品を、惜しくも入選を逃した良作から選出いたしました。
「ぼくの たからばこ」
河合美波（東京都世田谷区）
ケガをしたカラスを助けたら、きれいな<たからばこ>をくれました。からっぽのその<たからばこ>に帽子を入れると、次の日にはその帽子がもっとすてきに変身していました。
「にんじゃ！」
つだんぼ（福井県あわら市）
ずっとヒミツにしておったが、じいちゃん、ほんとうは忍者なんじゃ！ 街中の人が次々忍者に変身しはじめて…。
「ちえこと ゆうき」
村田夕海子（埼玉県所沢市)
<いたずらゆうき>と<なきむしちえこ>がある朝ようちえんバスを待っていると、やってきたのはなんと芋虫のバスでした。二人が乗り込むと、芋虫バスの様子が少し変です…。
第22回 おひさま大賞
●募集期間:平成28年4月15日～6月15日
●選考委員：荒井良二（絵本作家）・石井睦美（作家）・俵万智（歌人）・長谷川義史（絵本作家）・本誌編集長 ＜五十音順、敬称略＞
審査風景
贈賞式は昨年11月2日、東京都千代田区の如水会館にて行われました。受賞者4名と審査員の先生方4名のほか、特別賞＜幼児誌編集長のお気に入り作品＞受賞の方、歴代の「おひさま大賞」受賞者、幼児誌・児童書の編集者などのゲストが集い、贈賞式後の懇親会では、展示された受賞作品を見ながらの意見交換・名刺交換で賑わいました。
