クルマのある生活をもっと豊かに


ママが満足する車選びの視点

出産前に今の車を購入している人が多いことから、購入後に実際お子さんを乗せるようになってから、気づいたこと、後悔したことがあるようです。何を重視するようになったか、ママたちのリアルなコメントを見てみましょう。

車の購入にあたって重視した(する)ことbest 10(回答数: 1,587)

※①かなり重視した/②やや重視した/③どちらとも言えない/④あまり重視しなかった/⑤まったく重視しなっかったの5段階評価のうち、①と②を足した数字で順位づけ
購入にあたって重視した(する)ことbest 10 購入にあたって重視した(する)ことbest 10

現在の所有車で気になることbest 5(回答数: 1,587)

※①しばしば気になる/②気になる/③どちらとも言えない/④あまり気にならない/⑤まったく気にならないの5段階評価のうち①と②を足した数字で順位づけ
現在の所有車で気になることbest 5 現在の所有車で気になることbest 5

4位の「運転中のヒヤッとした経験」では、運転の技術というより、信号待ちの間にお子さんに目を向けた時や、お子さんが急に泣き出したりした時に感じたという声もあり、運転中のママには、気を配らなければいけないことがたくさんあることが分かりました。
また、6位以降の項目でも「靴の履き替えや着替えスペースの不足」「ドリンクホルダーに好きな形状のものが入れられない」「チャイルドシートを設置した場合の車内の圧迫感」といったことが挙がっており、best 5の項目と数字的に大きな差はありません(いずれも50%を超える)。そしてドリンクホルダーやチャイルドシートといった、具体的な設備に対して気にしていることから、車購入の前に子どもがいる前提でどんな機能が必要かを具体的に想像することが、いかに難しいかが分かる結果となりました。

次に、ママとして車に乗るようになり、気になるポイントがどのように変化したのかまとめました。

  • 気になるポイントは機能や設備といったことより、その使い勝手といった細部に目がいくようになる
  • 子どもを乗車させてはじめて、子どもがいる家庭に必要な車とその機能が具体的にわかるようになる
  • 車内のスペースについて、以前よりも不満を感じるようになる

続いて、自由回答で得たコメントをご紹介します。

“スライドドア”は必須!できれば両側に電動式がほしい!

  • スライドドアじゃないので、子どもを連れて乗り込むのが大変。
  • 狭い場所だと、後ろのドアをぶつけてしまうことがある。
  • 今の車は違うが、次の買い替え時はスライドドア付きにする!
“スライドドア”は必須!できれば両側にほしい!

絶対にはずせない。“チャイルドシート”と車の関係

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  • チャイルドシートを乗せると狭いと感じる。
  • 車が狭いので、チャイルドシートを設置しづらく、イライラする。
絶対にはずせない。“チャイルドシート”と車の関係

実際にやってみてはじめて気づく。“車内でのおむつ替え”の大変さ

  • 2、3年以内に買い替え予定。おむつ替えと着替えがスムーズにできることは重要なポイントの1つ。
  • 車内でのおむつ替えがしづらい。もっとしやすい車はないものか。
  • 天井が低くておむつ替えが大変。
実際にやってみてはじめて気づく。“車内でのおむつ替え”の大変さ

あれ?入らない!意外に制約のある“ドリンクホルダー”

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  • ドリンクホルダーの設置箇所が少ない。場所が不便。
  • ドリンクホルダーに入らない飲み物がある。
あれ?入らない!意外に制約のある“ドリンクホルダー”

さらに、いざ子どもを乗せるようなって気にするようになったことはほかにもあります。

  • 妊娠中に考えに考え抜いて軽量型の新生児用ベビーカーを購入したものの、いざ車のトランクに入れようとしたら入らなかった! 出産前はそこまで考えていなかった。
  • 子どもが増え、手荷物が多くなり、これまでのように座席の上だけに荷物を置くことに無理が。収納スペースがもっと欲しい。
  • 独身時代は自分好みの車選びを。結婚→出産で、子ども中心の生活となり、車選びも、子どもの視点で考えなきゃ、と思うようになった。

ママのリアルな声。どのコメントも車をお持ちの方であれば思い当たる…、確かにそうかも…と、思うのではないでしょうか?

子育てママが理想とする車選び “4つのポイント”

これらの調査結果から、ベビカム編集部では子育て中のママが理想的な車と出合うためのポイントを4つにまとめてみました。

  • 漠然とした広さではなく、車内での子どもの世話に必要な広さがあるかどうかを考える
    チャイルドシートの設置時や設置台数、子どもの乗車時、おむつ替え・着替え時、載せたい荷物など具体的なシチュエーションをイメージすることが大切です。

  • 収納スペースの多さとその位置は、自分の使い方に合うかを見極める
    スペースが大きいのは大前提ですが、運転席、助手席、後部座席などどこにどんなスペースがあるかを確認しましょう。メインの乗車位置が決まっている場合、そこから手に届く範囲の収納スペースが一番の注目点になります。
  • 思った以上に両手がふさがることが多いことを理解する
    「スライドドアにせず後悔している」「スライドドアにして良かった!」という声は予想以上に多いものでした。
    特に子どもを抱っこしての乗車は多くの人が負担に感じているようです。


  • 軽自動車の使い勝手の良さに注目してみる
    軽自動車は、購入時に馬力や車内のスペースなどに対して不安に思っている人も多かったようですが、実際乗っている方々からは「意外に広くチャイルドシートを乗せても圧迫感がない」など、その種類によっては不安なイメージを払拭できるものも多いようです。小回りもききますので、検討材料のひとつにしてみましょう。

家族が増える、車通勤になった、車検が切れる、などと車購入の理由はそれぞれですが、せっかく買う車であれば、買った後にこの車でよかったと思えるものでありたいもの。とくに家族が増える予定の方は、このアンケート結果を参考にご自身のカーライフや将来の家族のカタチを見据えた車選びをオススメします。

調査期間:2017年6月27日~7月10日
調査対象:日本全国の運転免許を所有しているベビカム会員
調査方法:会員向けインターネット調査
有効回答数:1,881件
<回答者データ>
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