カンガルー日和お子さんは生後 13歳 3ヶ月(4846 日目)

妊娠期間中に考えたこと、感じたことを書いています。台湾の都市空間観察については、http://mypaper.pchome.com.tw/liulanggouに書いています(主に中国語で)。読書記録はaNobiiに書いています。

書きたいけど書けないこと

  • 2011-03-28 15:52
  • 一般公開
  • テーマ:地震と原発
http://www.radiodays.jp/blog/hirakawa/

上のリンクは内田樹の友人平川克己が書いた文章です。内容については省略しますが、私も日本語で、日本の知人友人にメールを書いたり、何か文章を書こうとすると、「書けないこと」がすごくたくさんあるような気がするのです。その「書けないこと」を文章化しておこうと思うのですが、なかなかうまく言葉にできないし、その内容を誰と議論してよいのかわからないのです。

でも、今「書けない」、「言葉にできない」と思っていることがとても大切なことなのではないだろうか、という直感みたいなものはあって、なんとか文章化して誰かに伝えたいと思っているのですが、今、そういう「自分と違う」人の話に耳を傾ける余裕のある日本人がいるのか、自信がもてないでいます。妊娠がわかってから数ヶ月間、ベビカムやその他の掲示板を読む機会が増えましたが、自分とほんのちょっとちがうだけで「いらっと」したり、「もやもや」する人がとても多いと感じていました。そういう社会に暮らす人たちが未曾有の大災害に出くわしたときに、今までよりもオープンマインドになれるとはちょっと思えないのです。残念だけど。

本当は、こういう非常時だからこそ、既存の、使い古したフレーズを繰り返したり、マスコミや専門家の言うことをそのまま引用してしゃべったりするのではなく、違った言葉遣いをする人、自分の言葉で話そうとする人の声を聞いた方がいいし、自分自身も自分の直感的な判断とか、身体が発する声によく耳を傾け、みんなに伝えた方がよいと思うのですが、そういう考えに同意してくれる人がいるのか自信がありません。

http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
これは13歳の自称「B級アイドル」が書いているブログですが、個人的には、専門家や政府やマスコミの使い古された言葉をつらねている言説より、ずっと私の身体感覚に近いと思いました。でも、今、日本語でこういうことを書いて発表するのは勇気のいることなんですね。東京にいる人には、この13歳の女の子の言葉はどう受け止められるのかなと気になりました。
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