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質問_心とからだの相談室
質問者
保険|Q91|2013/10/25

10月から年金の保険料が上がると聞いたのですが…

主人のお給料から毎月天引きされている年金の保険料が10月から上がると聞いたのですが、どれくらい上がるものなのでしょうか。これからも毎年保険料は上がっていくのでしょうか?
澤田 朗先生
回答者
毎月のお給料の中から天引きされているのは「厚生年金保険料」になります。保険料はお給料の額に対して一定の率を掛けて決まり、その料率が2013年10月のお給料からは17.12%になります。会社と従業員で半分ずつ負担をするので、実際の負担率は8.56%となります。2013年9月までは8.383%でしたので0.177%の負担増です。

例えばお給料の額面(標準報酬月額)が30万円の場合、2013年9月までの保険料は25,149円でしたが、10月からは25,680円になります。

「なんだ、あまり変わらないのね」と思う方もいらっしゃるでしょうが、この保険料率は2004年から毎年徐々に上がっていて、2017年には9.15%になることが決まっています。お給料の約1割が年金保険料として差し引かれることになります。

お給料からはこの他にも健康保険料や税金、雇用保険料などが差し引かれていますし、40歳になったら介護保険料も払っていくことになります。お給料の額面からこのような負担額を差し引いた、いわゆる「可処分所得」は、お給料の額が変わらなければ減っていきます。また、消費税の増税や物価の上昇など、他にも私たちの負担が増える要因がありますので、今まで以上に家計のムリ・ムダを減らす管理が大切になってきます。

退職後に受け取れる国の年金(老齢年金)は、男性は昭和36年4月2日生まれ、女性は昭和41年4月2日生まれ以降の方は、受取開始年齢が65歳からになることが決まっています。この受取開始年齢についてもさらなる引き上げが議論・検討されていて、将来的には受取年齢がもっと遅くなってしまうかもしれません。国の年金だけでは足りない部分を、自分たちの老後は自分たちで守れるように今から少しずつ準備しておくことが必要です。



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