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質問_心とからだの相談室
質問者
保険|Q69|2011/12/22

4年前に契約した保険の見直しは?


生命保険:総合医療60歳終身支払い済み
     毎月の保険料:2万円
学資保険:年払い12万円(中学・高校進学時一児資金、満期18歳)
主人:38歳
子ども:4歳(女)、1歳(男)

共働きの夫婦です。長女が生まれた後に、主人の生命保険を見直して新たに入り直し、進められるまま、学資保険も加入しました。 4年経過して、子どもももう一人生まれ、昨年マイホーム購入でローンがあります。下の子の学資保険は加入していませんが、やはり加入した方がいいのでしょうか? これ以外にも、私の医療保険(月8千円くらい)、地震保険付の火災保険にも加入しているため、保険に入り過ぎでは...と思っています。

今まで保険を使用したことがなく、最近は安心のためとはいえ割高感を感じています。ネットの生命保険が無駄がなく安いと聞き検討しようかと思っていますが、歴史もそれほどない会社だから倒産したらどうしよう...と不安にもなります。保険の見直しは必要なのでしょうか? またどういうタイミングですればいいのでしょうか?
金子由紀子先生
家事育児をしながらお仕事もされているのですね。頑張っていらっしゃいますね。

加入している保険の保険料に割高感を感じていらっしゃるとのこと、保障内容がご質問からだけでは詳しくわかりませんので払っていらっしゃる保険料が高いのか安いのかの判断は難しいところですが、感じたところをお話します。

(1)生命保険と医療保険について
一般的に、「生命保険」は一家の大黒柱に万が一のとき、残された家族が暮らしていけるように遺族の生活費(住居費、教育費を含む)を準備する目的で加入します。ご相談者は昨年マイホームを買われたということですので、そのとき団体信用生命保険(住宅ローンの契約者に万が一のとき、ローンの残債を保障する保険)に加入していれば、その分だけ、すでに加入していた保険から減らせる可能性はあります。

ただし、お子さんが成人されるまで期間が長いので、必要な保障額をきちんと試算して過不足ないように加入されることをおすすめします。

また、「医療保険」は、病気やけがで入院したり手術をしたりしたときに給付金が出る保険で、若くて健康なうちは使うことが少なく、確かに「もったいない」感覚に陥りやすいと思います。ただ、死亡保障が子どもが小さい時期に必要だったのに比べ、医療保障の必要性は歳をとるほど高まります。いざ加入しようと思ったときに、健康診断の結果などに異常があると加入できないケースもあるので、若いうちに終身(一生涯保障が続く)タイプに、60歳などで保険料を払い終えるかたちで加入するのがおすすめです。

奥様の年齢や保障内容が分かりませんが、月8,000円の保険料というのは結構しっかりとした保障かと思われます。シンプルで必要最低限の保障内容に見直すことで、保険料を減らせる可能性はあると思いますよ。

(2)学資保険について
生命保険、医療保険と違って、学資保険というのは教育費を貯める目的で加入します。払った保険料総額に対して受け取れるお金が減ってしまわないか要注意です。大学入学時にもっともお金がかかるため、大学進学を考えるのであれば17~18歳くらいまでに200~300万円(お子さん一人あたり)を貯めておければ安心でしょう。お金が貯まればいいわけですから、手段は保険だけではありません。

お祝いでいただいたお金や子ども手当など、ボーナスからまとまったお金を貯金できるときなどに教育資金用の口座に預け換えて積み立てる方法もあります。

学資保険のメリットは、計画的に貯められる、途中で降ろしにくい、契約者に万が一のときは以後の保険料が免除になり育英年金や満期保険金などが支払われる、といったことでしょうか。お子さんの教育について、教育資金を貯めるのであればどんな方法が無理がないのか、ご夫婦で話し合われるといいですね。

(3)火災保険について
マイホームであれば、財産を守るための火災保険は必要です。火災保険だけでは地震による火災や津波の被害は補償されませんので、地震保険にも加入すればさらに安心です。ただ、適正な保険価額で加入しているか(実際の評価額を超えた保険に加入していても超過分の保険金は下りません)、付加されている特約等が本当に必要なものか見直すことで保険料を抑えられることもあります。

(4)ネット専門の保険会社について
最近、だいぶネット専門の会社が増えてきましたね。保障内容をシンプルにして保険料も抑えています。場合によっては、普通の生命保険会社の通販型保険の方が安いケースもありますので、資料請求をして比較検討するのがいいでしょう。

歴史があり規模の大きい保険会社が倒産したケースはいくつもあります。できたばかりだから倒産しやすいとは限りません。ただ、新しい会社は経営の健全性を示す客観的なデータや格付などの情報が少ないのは事実です。万が一、保険会社が破綻した場合は、生命保険契約者保護機構または引き受け保険会社によって契約は保護され、まったくゼロになってしまうことはありません。特に、掛け捨てタイプの生命保険や医療保険への影響はそれほど大きくありません。学資保険などの貯蓄型の保険については、慎重に選んだ方がいいでしょう。

(5)保険の見直しのタイミング
先にもお話したとおり、お子さんが成長し成人までの期間が短くなるにつれ、必要な保障額は減っていきます。また、住宅購入などライフイベントによっても必要な保障額が変化することもあります。今後、お子さんの中学・高校・大学入学など節目節目で見直していかれるのがいいかと思います。

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