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質問_心とからだの相談室
質問者
貯蓄|Q54|2010/08/27

子どもの教育費について

現在0歳と3歳の子どもがいますが、学資保険に入っていません。
子ども用の貯蓄として、児童手当、お年玉をそれぞれひとりづつの名義の通帳で貯めています。
わたしは現在、専業主婦で仕事はしていませんが、これから何かと子どもにかかるお金が 増えて来ると思うので、下の子が1歳になるタイミングでふたりを保育園に預けて仕事を しようかと思っています。 わたしの給料からそれぞれ毎月1万円ずつ(合計月2万円)貯金していくか、学資保険に入って同じ金額を毎月支払いしていくのでは将来的にどちらが有利でしょうか。
久保幸司先生
回答者
これから二人のお子さまのために、毎月1万円を積み立てしていこうということですので、一般的な定期預金で積み立てた場合と、学資保険で準備した場合を比べてみましょう。

【積立定期預金と学資保険の違い】

・積立定期の場合
・利率は半年・1年・2年などの満期更新時に変動します。金利が上がれば受取額も増えていきます。
・商品によっては、積立が途中でできなくなった場合、積立をストップできます。
解約した場合は、普通預金の金利が適用されるなど金融機関によって違いがありますが、
元本を割ることはありません。
・銀行で定期預金をした場合、預け入れ銀行が破綻しても、1,000万円までの元金と利息は保証されています。

・学資保険の場合
・払込金額、受取金額が決まっている商品が多く、金利が上がっても受取額は増えませんが、 決まった時期に決まった金額を準備できます。
(利率が変動する商品や、配当が出る商品は、受取額が増える可能性もあります)
・途中で積立が続けられなくなった場合、解約しなければならなくなる可能性があり
その場合、積み立てた金額より受取額が少なくなる場合があります。
・万が一保険会社が破綻した場合、受取額が積み立てた金額より少なくなる可能性があります。
・契約者(お父さんやお母さん)が死亡等の場合、商品によってはその後の保険料の払込が免除され、満期金や一時金は受け取ることができます。

【毎月1万円を15年間積み立てた場合の、積立総額と受取額の試算】

・積立定期の場合:一般的な定期預金自動更新(1年満期 利率0.07%)で試算

積立総額:180万円
受取額:約180万7,600円の満期金
(返戻率:約100.4%)

・ある会社の学資保険の場合:子ども3歳(女性) 契約者35歳(男性)で試算

積立総額:180万円
受取額:約196万2,000円の満期金
(返戻率:約109.0%)

学資保険の場合、契約者であるお父さんやお母さんの年齢や、お子さまの年齢・性別により受取金額等が変わる可能性がありますので、一度保険会社のHPなどで試算を行ってください。

また、貯金と学資保険どちらが有利?ということですが、試算を見ていただければわかると思いますが、定期積立の場合、今後金利が上がっていけば受取額も増えていきますが、現在のところ低い金利が続いていますので、このまま低金利続けば増える金額はそれほど多くありません。

商品にもよりますが、途中で積立をストップすることができますので、何らかの事情で積立ができなくなった場合にも対応が可能です。
学資保険の場合、決まった時期に決まった金額が準備でき、資金計画が立てやすくなります。
ただ、途中で払い込みの金額を少なくしたり払込をストップするには、各保険会社が定める一定の条件に当てはまらなくてはいけません。
学資保険で積立をする場合、この先のことも考えて、長い期間続けられる金額で 始めてみてはいかがでしょうか。

例えば、
毎月5,000円を積立定期で、もう5,000円を学資保険で準備をすれば、比較的無理のない積立ができるのではないでしょうか?
今後の金利の動きなどによって受取額が変わりますので、どちらが有利かどうかは今のところは誰にもわかりません。
何年か後で「あー、こっちの方が良かったのね」と振り返ることはできますが。
ただ、将来必ず必要になるお金ですので、早い時期から準備することをおすすめします。

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