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養育費や老後の生活のために貯金はどれくらい必要?

質問_心とからだの相談室
質問者
貯蓄|Q45|2009/11/27
貯蓄額についての相談です。
子どもの学費や老後の生活のためには、ずばりどれくらいの貯蓄を用意しておくべきなのでしょうか?(何歳の時点でいくらくらいとか・・・)
共働きで娘が1人います。2人目も欲しいと思っています。家や車の購入予定はありません。子どもも本人の希望を優先させるつもりで、特に私立に入れるつもりはありません。現在の貯金は約1千万円です。運用などはしていません。
澤田 朗先生
回答者
澤田 朗先生
まずは教育資金から考えてみましょう。
調査では、子どもに「大学・短大卒業」という学歴を望む親は7割を超えていて、実際、高校を卒業した子の大学進学率は平成20年には52.8%と過去最高を更新しています。
こういった背景を考慮すると大学進学を視野に入れてお金を準備するのが安心ですね。
本人の希望優先、特に私立は考えていないということですので、小学校から高校までは公立で授業料等は月々の家計の範囲でやりくりすると仮定します。
大きな出費は大学進学時の初年度納入金(入学金・施設設備費・年間授業料)になりますから、それまでにまとまった教育資金を貯めておく必要があります。

大学4年間にかかる学費(生活費・交通費などは除く)は、

・ 国公立大学で約250万円
・ 私立大学・文系(自宅)で約380万円
・ 私立大学・理系(自宅)は約500万円

これに大学受験にかかる費用20~30万円を加えた額を目標に準備するとよいでしょう。もちろん大学入学後に家計から回せるお金があるようなら全額貯められなくても大丈夫です。
ただし、お子さんが高校時代から語学留学をしたい、予備校に通いたい、部活の合宿に行きたいなどの希望で不意の出費が発生するケースもありますので、100万円程度を早めに準備しておければ安心ですね。


次に老後の生活資金をざっくりとですが計算してみます。

ご主人が65歳で定年退職をしご夫婦二人で85歳まで生活をされると仮定します。夫婦二人に必要な最低生活費は月23万円、ゆとりある生活を送るためには月38万円必要です。
老後に必要な資金は

・ 最低生活費  23万円×12ヶ月×20年  = 5520万円
・ ゆとりある生活費 38万円×12ヶ月×20年  = 9120万円

住宅を購入する予定がないということであれば、一生賃貸にいられるだけの家賃も見積もっておかなくてはいけませんね。家賃8万円で20年分とすると、さらに1920万円です(更新料等を除く)。

   奥様の年金加入状況がわかりませんので、ご主人が会社員で厚生年金に40年間加入、月20万円の年金を65歳から20年間受給できると仮定して試算すると、受け取れる年金の総額は約4800万円。
2007年大卒の退職者の退職金(一時金と企業年金合計)が約2千万円ですから、必要生活費との差額を自助努力で準備しましょう。
将来、年金の支給水準が引き下げられる可能性や長生きする可能性も考慮して多めに貯めることを意識したほうがいいと思います。


 現在、貯蓄が約1000万円ということですので、生活費の半年~1年分程度を予備資金として普通預金や貯蓄預金に確保し、一人目のお子さんの大学進学資金として300万円程度を基本的には「金利が低くとも元本割れの可能性が低い商品」(定期預金、MMF、一時払いの終身・養老保険など)を中心に預けられるとよいのではないでしょうか。
二人目のお子さんが生まれたら、その子の大学進学資金のために毎月1~2万円の積立を始められてもよいかと思います。


 教育資金が必要になるのが15年後、老後の生活資金はまだ30年近く先のことですから、そのあいだに物価が上昇すればお金の価値は目減りしてしまいます。
老後資金のように時間をかけて貯めたり増やしたりできるお金であれば、一部を投資信託や株式のような投資商品に振り分けていくことを検討してもよいでしょう。毎月一定額で投資信託や株式を購入すると、リスクも分散されるので、投資商品が初めてという方にはお薦めです。


※投資商品には大きく増える可能性もあれば、値下がりのリスクもあります。万が一減ってもいい余裕資金の範囲でご自身の判断で始められることをお薦めします。
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